老人の美学(筒井康隆)
「われわれ夫婦だって、たまには口喧嘩をするが、心の底が信頼で結ばれているから、本気で腹を立てることはない。・・・老後になって夫婦関係が無残な状態になる多くは、どちらかの裏切りであったろうと思う。これだけは夫婦共に、許しがたいものがあって、死ぬまで絶対に、忘れるということがない。」(P107~108)
熟年離婚などの事案を見ると、この指摘は非常に説得的に思われる。
夫が定年退職して家で一緒にいる時間が増えると、夫・妻としては、相手方の過去の裏切りに対する恨みつらみが増幅されるのだろう。
筒井先生の場合には「裏切り」が一切ないため、いつもご夫婦で行動されるのである。
「われわれ夫婦だって、たまには口喧嘩をするが、心の底が信頼で結ばれているから、本気で腹を立てることはない。・・・老後になって夫婦関係が無残な状態になる多くは、どちらかの裏切りであったろうと思う。これだけは夫婦共に、許しがたいものがあって、死ぬまで絶対に、忘れるということがない。」(P107~108)
熟年離婚などの事案を見ると、この指摘は非常に説得的に思われる。
夫が定年退職して家で一緒にいる時間が増えると、夫・妻としては、相手方の過去の裏切りに対する恨みつらみが増幅されるのだろう。
筒井先生の場合には「裏切り」が一切ないため、いつもご夫婦で行動されるのである。