明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



リニューアル版のディアギレフようやく完成。 ここにきてネット上で、始めてみる画像を2カット発見。一つは右に着けているはずのモノクルを左目に着けている。不鮮明な画像であるが、よくある逆版ではない。ディアギレフが右の生え際を常に白く染めているので判るのである。 もう一つは帽子を被っているカットだが、デカイ頭に、そんな小さい帽子でどうする?それは被っているのではなく、乗せているだけだろう。襟の大きなコートを何種類か着ているが、この襟の大きさは、大きな頭を小さく見せるらしい。 前回のディアギレフは傲慢な興行師というイメージで作ったが、この男は笑っていても目が哀しげである。怯えたように見えるものさえある。“口八丁手八丁で金を集めては来るが、すべてバレエ・リュスにつぎこみ、おかげで常に破産寸前のホテル暮らし。支離滅裂な状態の舞台を数日徹夜の采配で、目は落ち窪み、ボロボロになりながら開演直前にまとめ上げ、どこかに消えたかと思うと、開演15分前に正装を完璧に決め、ヘアートニックをプンプンさせて現れる。スラヴの若い才能ある男を愛人にして、女が出来ればスッパリと切り捨てる。頭が大きいせいで、難産で母親が死んだと言われ、最後は糖尿病で死ぬチョコレート好きな男”

過去の雑記
HOME


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )