明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



早稲田大学小野記念講堂にて。第一部【ダンスの映像をそうみるか/秘蔵の映像と解説】『ダンスと映像/ダンスをライヴで見ることと、その映像を見ることとはどう違うのか』の終わりの方に間に合う。4時間以上のイヴェントなのでゆっくりと出かけた。『映像と舞踏/伝説の誕生する瞬間』新発見されたという大野一雄と笠井叡の70年代のフィルム。私には良く解らず。最前列の客が投げ出した脚がずっと写っていた。『DVDと歌舞伎舞踊』玉三郎の市販のDVDを見ながら、舞台を観ることと映像を観ることの違いについて。『銀幕のバレエ/ハリウッド映画がバレエをどう取り入れ、どう扱い、どう排除していったか』鈴木晶氏の発表が今日の楽しみの一つであった。バレエ・リュス・ド・モンテカルロ出身のシド・チャリス(チャリシーは間違いだそう)のバレエシーンの美しさ。バレエ・リュスといえば、日本ではディアギレフのバレエ団を指すが、アメリカではモンテカルロの方を指し、そちらの方が有名だそうである。ミュージカル映画スターの彼女だが、ニジンスキーの妹のブロニスラヴァ・ニジンスカの弟子だそうで、サイン入り写真を持っている私は、始めてみる二十歳そこそこの姿に釘付け。 第二部【ダンス創作の秘密/3人の振付家のよる競演】課題曲にもとづく創作。 課題曲マイ・ウエイをコンテンポラリーダンス、バレエ、日本舞踊によつそれぞれの解釈の実演。なかなか面白い試みである。長時間のイヴェントであったが、興味深いことが多く、寝たのはちょっとだけであった。

過去の雑記
HOME

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )