明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


下に住む映像プロデューサーのYさんから今日はK本に顔を出すかと電話。『黒澤明VSハリウッド』(文藝春秋)を貸してくれるという。途中で頓挫した『トラ トラ トラ』の謎について書いてあるらしい。私は昔近所にあった二笑亭の本を貸してある。一風呂浴びてから行くことにし、風呂から上がると今度はK越屋のオヤジからK本で飲んでると電話。行ってみると孫を連れて奥さんと並んで良い調子になっていた。前回は、店の前を行ったりきたりし、私がいるのを見つけて入ってきた。近所だと言うのに40年ぶりだといっていたが、今日は店を休んで温泉旅行の帰りとかで、すでにメートルは上がっている。K本の女将さんが、昔いかにいい女だったかを盛んに。 今度の新刊では、K本で撮影した荷風の作品や、今日も目の前にいる猫が登場するので、見本を早々に届けていたのだが、先日歌手の岩崎宏美がK本に来て、買うと言ってくれたそうである。なかなか趣味が良い。明日27日発売ということだが、著者の元に届くのも27日らしい。ここの常連客も買うと言ってくれるが、常連は、奥の壁とカウンターの間に、はさまるように並んでいるわけで、誰かが買うと言ったら、俺も私もと言わざるをえないようになっている。

過去の雑記
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