明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



私の作品は、大体たいしたポーズもとらず、無表情である。それは撮影する場合の、応用範囲を広く持たせるためである。特定の表情を持たせず、ライティングによって、表情をあぶりだすわけである。場合によっては首を固定せず、多少の角度を変えることもあるが、おおくの場合、それで撮影に挑めば充分なのである。しかし今制作している人物は、どうもそうはいかないようである。 まず場所を決め、その場にあわせた表情、ポーズを考えねばならないという気がしている。ひとつにはその人物が、なぜそこに居るのかということに、違和感を感じるに違いないこと。(ただし、そこに来た事は記録に残る)棒立ちのポーズでその人物を現すには無理があるということ。さらに、ポーズを付けるからには、無表情では不自然である可能性があることである。よって、場所を事前に観て来ようと考えている。幸いサンダル履きで、散歩に丁度良い距離である。

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