明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


段ボール肉まんはやらせだったそうである。さすが中国4千年と感心したのに。知人の食いしん坊の女性は、意外と美味しいのでは?などと言っていて呆れた。 ユング派心理学研究の第一人者で、京都大名誉教授の河合隼雄が亡くなった。天才ダンサー、ニジンスキーの奥さんロモラの、レズビアンの相手が宝塚の団員で、そのため、ロモラの日本語の家庭教師をしたのが若き河合隼雄だったというのは、何度書いても可笑しかったのだが。 夜新宿御苑近くで、『中央公論adagio』の打ち合わせ。来月3号用のプリントを届ける。好評なり。 私の頭に浮かぶ程度の画像は、ほぼ思い通りになる。そして放っておくと『Objectglass12』の我が偏愛する作家達のような人選になっていくわけだが、好きなものだけ作っていると、考えもしなかった人物をイメージして制作するというスリルには当然ながら欠ける。それを味わうには、他人に依頼されるしかない。私はいずれ、大嫌いな作家を依頼されるのではないかと、心待ちにしている。大嫌いな作家など、依頼されない限り作るチャンスはない。日ごろ好きな物ばかり作っている私には、大嫌いな物を制作した時の達成感がどんなものかは、未知の領域である。などといい歳をして言ってるのは、いささか問題ではある。

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