明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



ユダヤ人のお父さんと、黒人のお母さん、二人の息子に妹の5体を撮影する。 私はメインのカメラは未だにフィルムカメラである。ネガで撮影し、フィルムスキャナーでスキャンしている。最終的にデジタルデータに変換するなら、初めからデジカメでも良いわけだが、そう簡単にはいかない。 フィルムにはゼラチンが塗布してある。それは、コダック牧場やフジ牧場で育てた牛の皮や骨やら腱やらを、大鍋でグラグラ煮出して作っている、かどうかはともかく、ゼラチンを使っているわけである。改めて考えると、今時そんなものを、と思わないでもないが、それに勝るものが無かったのだからしかたがない。しかし私のように、だらしが無いくせに、バックアップもマメに取らず、喉元過ぎれば、何でも忘れてしまうようなタイプには、未だにフィルムは安心である。しかし、合成がもっぱらになってしまった今は、先日入手したデジカメのおかげで、何かをちょっとだけ加えたい場合など、ただこれだけのためにフィルムを使い、現像し、後は捨てるだけ、という無駄からは開放された。

01/07~06/10の雑記
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