明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



前号の志ん生がリアルだったので、作り物だと思わない人が多かったようだが、そんな人にとって私はただの写真家である。リアルであればいいというものでもない。 三島は普通に街に佇ませても画にならない。かといって都営地下鉄のフリーマガジンで○○や××△というわけにはいかない。そんな時、馬込に『ヤマモト・スポーツ・アカデミー』が開設されたことを知り、このイメージが浮かんだ。ジム内が赤と黒のツートーンで統一されているところもクールである。そんなきっかけではあったが、はたして山本“KID”徳郁選手以上の適任者はあっただろうか?当初、スケジュールが合わないということで、他の格闘家も考えてみたが、誰一人として思いつかなかった。身長が三島と同じ163センチというのも偶然とは思えない。(三島158センチ説もあるが) 本来セコンドは3人と決まっている。キッド選手からも指摘があったが、三島に4人の若者と最初から決めていたので、試合会場ではなく、当ジムに道場破りが来たという設定でお願いした。災難だったのは現場にいた編集長である。キッド選手の要望で、反対コーナーでファイティングポーズを取るハメになった。一流の格闘家というものはイメージが大事なのであろう。このカットに関しては、後に三島の後頭部がくるはずの虚空を見つめてもらった。 今号はイメージした時から、背後に控えるキッド選手の存在感が、すべてを決すると考えていた。待望の次回参戦 は『DREAM LIGHT WEIGHT GRADPRIX FINAL ROUND』7月21日(月):大阪城ホール 対ジョセフ ベナビデス戦。

01/07~06/10の雑記
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