明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨晩忘れた本をとりに、T屋に昼食を食べに行く。主人のHさん「昨日あれから、凄い星空だったけど見た?」「ここから帰るときは、いつもうつむいて地面見ながら帰るから見なかった」
夜7時に、新宿御苑のデザイナーWさんの事務所に集合し、恒例のアダージョ編集会議。ライターのFさんは、本日、次号の特集人物の石碑の汚れを落とそうとして、足元の段差に気がつかず捻挫。今日は厄日らしい。某寺に、見たことのない写真が奉納されていたという。聞く限り、私も見たことがないので、すでに頭部は完成しているが、明日にでもデータを送ってもらうことにする。この期に及んで、良いような悪いような話である。 十字路で悪魔と取引したといわれたブルース・ミュージシャン、ロバート・ジョンソンは、ながらく写真が見つからず、レコードジャケットは常にイラストであった。ところがあるブラックミュージックの雑誌に、1カット発見されたと載ったことがある。あまりのことに飲酒時に編集部に確認の電話をいれたくらいである。12時過ぎているのに電話に出た編集者は、そういわれてます。といっていたが、結局ガセであった。私はすでに、どこの誰とも知らない、ただの黒人の男を作り始めていた。その後3カット発見され、無事、十字路で悪魔を待たせることができた。
場所を飲み屋に移し、今後の企画、その他について。頼んだ煮込みが酸っぱい。Wさんは煮込み過ぎだろうというが、煮込みすぎて酸っぱくなるなど聞いたことがない。せいぜいアルコールで消毒に努めた4人であった。一人、今日が厄日だという人がいるが・・・。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )