明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



6時に江東区内の上妙寺にて、オンド・マルトノという1920年代に発明された電機楽器の演奏会。知人の重杉さん企画のイベントということである。18:00~としか書いておらず、コクトー研究家の藤沢さんが着くのは8時になると聞き、すっかり8時過ぎまでかかる演奏会だと思い込んでしまった。直線距離にすればたいしたことはなく、昼間なら自転車で行くところだが、バスに適当に乗ったら、どうもややこしい。タクシーに乗り換える。住所を伝えると、おぼつかない手つきでカーナビに入力する運転手。到着地点は狭い路地で、寺などどこにもない。降りて探し回ると、庭一面、足元ににキャンドルを灯した上妙寺に到着。7時を少し過ぎていた。受付に行き1000円を払い、階段を上がり、会場のお堂の障子を開けると、キャンドルの薄明かりの中、女性がソプラノで歌っている。鍵盤楽器からは、不思議な音がしている。『これがオンド・マルトノか。テルミンとはだいぶ違うものだなあ』と思ったと同時に、主催の重杉さんが立ち上り、メンバーの紹介を始めた。そして続いて終演のご挨拶となったのであった。
藤沢さんご夫婦、重杉さん、クイックジャパンなどで書かれている北沢夏音さん、現代音楽の作曲家鈴木治行さんと、喫茶店に移動し、しばらく話す。おかげでオンド・マルトノを聴きそこなったダメージ薄れる。最寄の駅が一緒ということで北沢さんと帰った。帰宅するとフラワーホーンのメスは産卵場所とさだめた底をさかんに掃除をし、メスの輸卵管、オスの輸精管、ともに伸びてきた。おそらく朝までに産卵するはずである。

01/07~06/10の雑記
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