明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



常々、世の中には色々な人がいるものだと思うが、知人が拙著『Object glass12』を人に見せたら、そういわれたらしい。年々面倒な作業に拍車がかかってきたような気がする。只今は、その上に面倒なオイルプリント制作を休んでいるから、まだいいようなものだが。 昔はただ人形を作っていただけなのに、撮影も自分で始め、合成他の画像加工までやっている。以前のように、人形制作以外は人にまかせられればよいが、せっかく手塩にかけて育てた子供を、なんで他人に撮らせなければならない、だいいち、ウチの子のいいところは親の私が一番よく判っている。と思うわけである。もっとも、作り育てた本人には見えないところもあるだろうから、必ずしもそうとは限らないのだが。 先日K本で、常連の建設会社の部長Mさんに「石塚さんの仕事も大変だろうけど、全部自分で思ったように作って、我々の仕事と違っていいよね」といわれた。そこで「Mさん、もし隠しカメラで僕が作ってる生活全般見たら、泣いちゃいますよ」といった。「楽しそうに作ってるところが、また哀れで泣けたりして」。なにも自分でそこまでいうことはない。

01/07~06/10の雑記
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