明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


撮影用に注文していた物が届く。撮影のためだけなら小さい物でよいのだが、実用的な大きめのサイズにした。用が済んだ後、また、おかしなことをやってしまった、という気分を忘れるためには、せいぜい自分で使って、買っておいて良かった。という方向に持っていくしかない。私は普段、必要をまったく感じない物なのだが・・・。しかし、小津にこれを持たせることにより“感心されるくらいなら呆れられたほうがマシ”という私のヘキは満足させることができるであろう。
日本史サスペンス劇場で『東大落城 安田講堂36時間の攻防戦・・・40年の真実』を観る。もう40年前のことらしい。昔は、さまざまな人間が、さまざまな場所に立てこもったものである。学生運動というと、ハンドスピーカーによるアジ演説がつきものだったが、そのため、三島の自衛隊バルコニーの、スピーカー無しの演説が、当時妙に感じた。始めから聞こえなくても構わなかったか、思ったより自衛隊員に野次られてしまったか。おそらく、その両方であろう。拙著『乱歩 夜のゆめこそまこと』で明智小五郎に扮していただいた市山貴章さんが、加藤総長代行の横にいた。


01/07~06/10の雑記
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