明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

曇天  


銀座に絵の具を買いに行く前に昼食にT屋に行く。昨日、Hさんがサバの干物の下処理をしていたのを思い出した。ビールに塩サバ定食。天気が悪くてあまり干せなかったらしい。先日私が置いていったCSN&Yのレコードを、ガロみたいだと奥さんがいたく気に入っていたというので、バッファロー・スプリングフィールドでも持ってくることにする。中学時代、スティーヴン・スティルスといえば、ストライプのシャツばかり着ていて、私も真似してストライプのシャツを着ていたような覚えがある。
寝たいときに寝て、起きたい時に起きていると、自分が何時間寝ているのか良く判らないが、睡眠不足は間違いない。茅場町駅ホームのベンチで、我慢できずに寝てしまう。山野楽器でギターの弦を買い、伊東屋で絵の具を買う。帰りの電車で、技術的なことでアイディアが浮かぶ。ボンヤリしているほうが名案が浮かぶようである。そのかわり森下賢一さんの『居酒屋礼賛』にはさんでおいたギターの弦を落としてきた。4時過ぎ、『団地妻 昼下がりの情事』を貸してくれたYさんから電話。K本からである。一区切り付けて、着彩を残すだけの小津を抱えていくと、隣に小栗康平監督作品などのプロデューサー藤倉博さん。松竹などの映画関係者は、みんなYさんが連れてきて常連になっていくのだが、藤倉さんは28日まで展示している、古石場文化センターの荷風像も見てくれたそうである。丁度いいと、小津像を披露する。誰も知らなそうな人物を別にすれば、K本で披露するのが習慣になっている。ここでウケないようでは話にならないが、どうやら無事、お話になりそうである。


01/07~06/10の雑記
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