明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

撮影  


午前中より自転車に三脚を積み、元旦にロケハンにいった場所にでかける。昔一度撮影している場所である。たしか関西TVの『痛快エブリディ!』で撮影の様子を再現することになり、桂雀々さんと歩いた場所でもある。今でこそ、よほどの効果がないかぎり、片手にカメラ、片手に人形を持って撮影することはなくなったが、このときマイクが音を拾っていないところで、人形を国定忠治が刀をささげ持つようにするので“名月赤城山撮法”といってます。などと雀々さんに、いい加減なことをいった覚えがある。初めていったのだが、離れたところから、この妙な撮影法をTVカメラで撮られていると思うと、馬鹿々しいことでもいってなければ間が持たない。 もう一箇所の候補地を軽く撮影し、現像に出し帰宅。大相撲千秋楽を観る。朝青龍、決定戦で白鵬に勝ち、一皮向けた気がした。
現像も無事に上がる。デジカメはロケハンと、部品の撮影くらいにしか使わない。ネガをフィルムスキャナーでスキャンしている。 被写体である人物を作って背景を撮影し、この段階でまだ半分である、今回は人形と他に2つ撮影し、合成して1カットを作る。小津は構図にこだわり、こっちだあっちだなどと、湯呑み一つで粘ったらしいが、私も最後に時間一杯、粘ることになる。自分で考え、好きでやっているからいいようなものの、という話である。

01/07~06/10の雑記
HOME

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )