明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



気がついたらTVのリモコンが水に濡れていた。拭いて乾かすとオン、オフ、チャンネルの切り替えなどは無事であったが、肝心な地上デジタルに切り替わらない。これはつまり、TVなど観ている場合ではない、というお告げであろう。
制作中のドラゴンだが、どうしも東洋的な龍のようになってしまうので、急遽頭でっかちで短い顔に作りかえた。トゲトゲのティラのサウルスのような感じだろうか。 それにしても、この齢で怪獣作ることになるとは思わなかったぜ金子君。 金子君は小学一年生の時に、油粘土で作った怪獣の背中を指で順番につまんでいくと、自動的に背びれが出来る方法を発明した。欠点といえば指で摘んだだけなので、鋭角的ではなくサザエさんの頭のような丸っこい背びれが並ぶことになるのだが。 休み時間の終るチャイムが鳴ると、それぞれが怪獣になった気になり、それまで作った物を一挙に破戒して粘土臭い手を洗いにいくわけだが、エンピツを何本も柱にして、モノレールを作ったのを壊した際に、鉛筆の芯が手のひらに刺さった。その痕が小さなホクロのように残っていたのだが、ひさしぶりにそう思って見たら、かすかに判る程度になっていた。 そういえば、私が作ったゴジラの腹の中に、死んだフナを入れたのは金子君だろ?

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