明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



告知用のページを作り始めた。なにしろ個展のやり方をすっかり忘れてしまって、まだ何もできていない。そこでとりあえず告知のページを制作の合間に作ることにした。想えばそもそもこのHPも営業用に作ったのである。突然作家の人形を作り始め、写真を撮ってそこそこの枚数になったとき、文芸誌だかの編集者に見てもらおうと考えたが、編集部に電話をかけ、「作家の人形を作って写真に撮り-」と自分で説明しながら、『実につまらそうだ、俺だったらこんな奴相手にするもんか』。と思った。たまに会えたとしても、このくらいの人形を撮って、と説明しても人間大に見えるので相手はボンヤリしている。当時は人形が手前にあるから大きく写っているだけの単純なものなので、見れば判るだろうと思っていたのも間違いであった。そうこうして、たまたまインターネットの画面をみて、これにみんな入れておいて、暇なとき見てもらえれば良いではないか、と考えたわけである。当時、更新しないと誰も見てくれない、と散々いわれたので身辺雑記~ブログを始めたのだが、おかげで私の人形作家としての神秘性は壊滅することとなった。 それにしても個展のタイトルが『男の死』なのに、肝心の死の場面が一点もできていないので載せようがない。そろそろ爆発的に肝心の場面の制作に入らないとならない。ただほとんどのシチェエーションが、背景がなければナニしてんの?という状態になるはずなので、展示のしようがなく、写らない所を作る意味がないので、その分、制作時間はかからないことになる。そして男の死の第一作目はもう今日、明日にも完成するはずで、Aちゃん扮する宮田初江が登場する『潮騒あるいは真夏の死』ということになるだろう。

去の雑記
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