それにしても三島と黒蜥蜴、乱歩の共演を思いついて、やること山積の中やってみたら肝心の乱歩が入るスペースがない。まったく私としたことが。以前だったら、もっともっとと過剰に走る私であったが、渡辺温の場合も人物が入らないほうが良い、と画を尊重して入れなかった。私も少し大人になったということか。 そもそも急に思いついたアドリブゆえこういうことになる。気に入った作品になったから良いが、実際、黒蜥蜴と三島は映画で共演を果たしているではないか。作りものでないと出来ないことを、と制作しているのに。実にくやしい。 そう思うと私など、せいぜい粘土をこねて写真を撮って満足しているが、生身の自身を使って様々なことを実現していった三島由紀夫という人物はまったく偉い。誰がなんといおうが偉い。なんといっても人間皇道だ、いや行動だ。 だがしかし、粘土をこねるだけの私ではあるが、いずれこのリベンジは果たすつもりである。それはおそらくこんな物になるだろう。乱歩が黒蜥蜴に対し、「緑川夫人、もういい加減そこまでにしておいたらどうだね、これでは三島君があまりにも・・・。」しかし嬉しそうな三島。もうこの辺にしておこう。こんなことを書いていたら、また思いついてしまう。
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