昨日から未練がましくデータを眺めていたが、残念ながらやることがない。この気持ちが出版後、いつまで持つかは判らないが、今の段階では悔いもない。危ない場面がなかったとはいわないが、やってみれば打開策も見つかり上手く着地ができたように思う。 風濤社に遅れて到着。ここに至って慌てることもない。全体の流れからして、あえていうなら一カ所、画像のサイズがいくらか大きいほうが、というところがあったので、なおしてもらったが、これで本当に思い残すことなく私の手を離れた。印刷所から見本が上がってくるのを待ち、チェックの後、完成は今月末。発売は9月に入ってすぐ、ということのようである。 編集者と軽く飲む。どう考えたってこんな本は他にないだろう。という話をしていて、編集者が余計なことをいいそうだったので、私は手で制した「皆までいうな」。確かに一年以上かけて、こんな馬鹿々しいことをする人間は他にいないだろう。“私の代わりは誰にもさせない”。そのためには私はどんな卑怯な手でもつかうのである。そもそも馬鹿々しいことを全力でやる。これは私のメインとなる重要な武器である。しかし私が自分でいうぶんにはいいが、担当編集者が本人にむかっていってはいけないと思う。
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