明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



我がアホヅラはさておいて。肝心なのは制作中の顔である。何度も書いているので詳しくは書かないが、私の制作する人物は特定の表情はつけず、ほとんど無表情である。しかし只今制作中の書籍表紙用変身ヒーローは、特定の感情をあらわにしている。それはタイトルにも関連した表情である。内容はコミカルだが、私がその表情で作るとただシリアスになってしまうところ、ヒーローの装束がとてもカッコイイとはいえないので、そのギャップで目的が果たせるだろうと考えている。そろそろ身体にとりかかりたい。

長野の印刷所の立ち会いにいっていた編集者より連絡。テスト刷りがいささかあっさりしていたので、インクを盛ってもらったそうで、おかげで良い結果になったらしい。“及ばざるくらいなら過ぎたる方がマシ”である。遠慮せず、本の厚みが変るほど盛ってもらいたまえ。その分インクが乾きにくいので、出来上がりを見られるのが一日遅れるというが、ここまで来たら、そんなことはどうでも良い。 今年は集中していたおかげで冷房を使わずに済んだが、入稿と同時に我にかえって、慌てて冷房を入れようとしたらリモコンが不明に。出て来て快適、と思ったら数日でリモコンが再び不明に。リモコンが行方不明になるほどの広さを誇る拙宅である。訳がない。理由は当然他にある。知らないうちに酒類が蒸発するなどの、一連の我が家における怪奇現象の一つと考えて良いだろう。そういえば初代の携帯電話もどこかでひっそりしているはずである。おかげで私に踏みつぶされないですんでいる。

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