明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

刺青  


三島由紀夫仕上げに入る。背後に控える4人組は撮影済みであるから残すところはあとは背中の『唐獅子牡丹』である。『三島由紀夫へのオマージュ 男の死』では構想はあったが時間もなく、刺青の質感をどうするべきか浮かばず断念した。そこで今回は知りあいの女刺青師『彫S』に相談した。彫Sは背中一杯の唐獅子牡丹はやったことがないので1彫Sの知り合いの作品唐獅子牡丹を合成で写す。2誰かの背中に描いてもらったものを合成で写す。3私が人形の三島の背中に描く。当初行程は面倒だが2で行こうと考えていた。しかし人形を作り進めるにつれ欲が出て来る。様々な角度から撮りたくなって来た。そうすると1や2では1カット作るのが精一杯となるだろう。ならばリアルな質感は望むべくもないが、3なら様々な角度で撮影ができる。 彫Sに現在の状態の画像を送ると、彫S自身が描いてみたい。との返事。贅沢な話になってきた。

彫S作


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