明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



九段下の法務局でひとしきりイライラした後、『深川江戸資料館』にデータを持って向かう。個展会場のレクホールは、催事に使われる他に、ダンスの練習などにも使われる場所である。その分広いし天井も高いが、画廊と違って普通に展示すると、どうしても学園祭や絵画教室の発表会調になりがちである。今回田村写真の田村さんの提案で、大きなプリントを展示できないか、と考えているが、場所が広いこともあるが、絵画教室対策のためにも良いのではないか。テスト用のデータは宮澤賢治を選んでみた。短辺が150センチとすると縦は2メートルを軽く超える。画として広々としており良いと思ったが、その分賢治が小さく、人形を人間大、もしくはそれ以上にする目的にはちょっと足らない。質屋の暖簾くぐった樋口一葉を拡大して、はたして面白いのだろうか等。作品が拡大に向いているのか考えないとならないだろう。 法務局などという野暮臭いところから戻るとアルコール消毒でもしないと、とても我に返れないのであった。

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