明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


三島の首の向きを少し変えたので、顔が真横の状態で“背なで泣いてる”唐獅子牡丹がかなり見えるだろう。これは創作物だし、まさかとは思うが刺青を入れて日本刀を持っている作品が展示不可という可能性はないだろうか。担当者は作品が出来ていないせいもあるが、まだ明確には答えてもらっていない。ヌードは毛が出ていなければ大丈夫と聞いているが。現在刺青に対する風当たりはかなり厳しいようである。TVでは清原の刺青も規制がかかっていたし、昨年末の格闘技戦では山本キッドが着衣で戦っており、試合後のインタビューでは、脱いだ着衣をあきらかに着させられていた。その時は何か放送禁止用語でも彫っていたのか、と思っていたが、刺青自体がいけないらしい。 海外はともかく、日本では羽織の裏の柄のように、本来見えないところに彫るものだったろう。深川の祭りでも現在は刺青を見せてはいけないらしいが、昔は深川のいかだ職人は水死した時、刺青で身元が判った、とTVでやっていた。 個展も迫っているというのに、ひょっとして展示できない作品に時間をかけるのもどうだろう。早々に仕上げて次に行かねばならない。

 

朗読ライブ

過去の雑記

HOME



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )