明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



幼稚園児の頃、新聞のチラシに『キングコング対ゴジラ』のチラシが入っていた。父にせがんで観に行ったのは良いが、キングコングの顔のアップが怖くて耐えられず、父の背中に隠れた記憶がある。大きなスクリーンで怪獣が怪獣大であることの怖さであった。おかげでしばらくどこかへ隠れ、小さな隙間から覗いても、キングコングと目が合ってしまう、という悪夢に悩まされた。 怪獣映画ならともかく、ラブシーンを巨大なスクリーンで観る必要はないかもしれないが、中学生の時に東映系映画館で観た“緋牡丹のお竜”こと藤純子のアップの大顔面の美しさに圧倒されたことがある。それは週刊誌のグラビアとはまるで違う、巨大な美しさであった。 『深川江戸資料館』に展示するテストプリントをチェック。といっても細かいところなどまったく見ず、全体を眺めてただこれはデカイ。と呆れつつ喜ぶのみ。普段4、50センチの人形を作っているが、私こんなことしてたの?という自作品の新たな見え方ができそうである。

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