明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



河本の常連Mさんと池袋に行く用事があったので、用事が済んだ後3時台であったがちょっと飲みましょう、ということになった。池袋は変わってしまって新しい店ばかりである。だったら飲ませてくれれば良い、と海の家風の店に入る。こんなところでなんとかハイを頼むと甘かったりするので、無難な所でハイボールを頼む。最近よくあるのが、つまみは安くてそこそこ美味い。ただアルコールが薄過ぎる店である。なにしろ河本の含有量の多いキンミヤ焼酎に慣れているので困る。上方落語だったか村醒め(村を出た頃醒める)庭醒め(店を出ると醒める)じき醒め(飲んでもすぐ醒める)というのがあるが、じき醒めどころか飲みながら醒める“飲み醒め”とでもいったら良いようなことがしばしば起きる。なんだかお小水を仕入れているだけのようで納得がいかない。 先日やはりMさんと、明るいうちからやっている1時間980円で飲み放題という店にいった時、自分で勝手に注いで良い、というと二人ともやることは一緒。炭酸にジャックダニエル。お互いのグラスの色の濃さを見ながら「我々の意地汚なさが出てしまいますね」。

石塚公昭HP

『タウン誌深川』“常連席にて日が暮れる”第5回

 



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