明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



ヤフオクで入札したり、ネットで調べごとをしているとすぐ夜が開けてしまう。かと思うとまだ明るいと思っていたら結構な時刻だったり寝不足が続いている。昨日K本に顔を出すと、愛猫モッコを亡くして落ち込んでいるはずの女将さんが出て来た。話しているうちそろそろがんばりますか。との言葉を聞く。店に顔を出すとはやく部屋に戻っておくれ、と泣いていたモッコがいなくなったことと無関係ではないだろう。そして本日、早くから顔を出していた常連客から、すでに女将さんが店に出ている、とのメール。丁度ライカR用のアダプターが届いたのでズミクロンF2をα7に着けて出かける。もともと写真嫌いで写真を撮るのを許さなかったK本だが、撮影許可をもらって撮影を始めたのが丁度一年前である。休業状態がこれほど長く続くとは思わず、客がいない間に店内を撮影させてもらおうと思ったが、いつの間にか女将さんの表情を撮るのが主となった。やはり女将さんあってこそである。そして今日はホッピー、炭酸、すべて栓を抜いてもらい、焼酎を注いでもらった。何ヶ月ぶりであろうか。皆興奮気味である。耳が遠いことを除けば、その動きは全盛時と変わらない。この一年何事もなかったかのようである。 しかし煮込みの復活は無さそうだし、ツマミといえば豆腐半丁、あとは持ち込みで、片付けから勘定までやらねばならず、これでは営業再開とはいかない。よって毎日通って来た超常連と、その連れて来た客のみ、となっている。

タウン誌深川のK本についての連載も6回目がそろそろ配布である。

石塚公昭HP

『タウン誌深川』“常連席にて日が暮れる”第5回



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