明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



“まだらの紐”を使っての撮影の件だが、大の紐嫌いのK本の女将さんに知られたらまずい。うなぎは勿論、とにかく長くてニョロニョロが一切駄目である。先日、拙著に掲載している、永井荷風の遺品のこうもり傘。ページをめくったとたん、傘の持ち手の影が“紐”に見えたらしく、女将さん慌てていた。 今回の朗読ライブ『貝の穴に河童の居る事』では時間の都合でカットしたが、鎮守の森の姫神様が、人間共を紐に命じて脚にからませ、連れ戻すこともできるのだ。というシーンは、娘の脚に紐が絡まったカットがあった。出版時にK本の常連に協力いただき、ご近所限定の出版記念会を開いていただいた。その時はこのカットは出てきたわけだが、来てくれた女将さんがどんな反応だったかいまだ聞いていない。 本日はジェームス・ブラウンの映画を観に行くつもりであったが、『タウン誌深川』で大人し気に写っているが、飲むと声がでかくなる男が田舎から来ていた。映画は行かず結局ハシゴ3軒。

石塚公昭HP

『タウン誌深川』“常連席にて日が暮れる”第6回



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