明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日書いた、私に「口開けてるとホコリはいるわよ」。といったお隣のおばちゃんに、ディズニー映画を連れて行ってもらった時も、キャラメルを口に入れようとして、口を開けたまましばらく固まっていた、と母に話していたのを覚えている。元々口元が緩くできているのであろう。おそらく『101匹わんちゃん大行進』だったと思うが、スクリーン一杯に沢山の犬が凄いスピードで走り回る迫力にビックリしたのは覚えている。江利チエミ主演の『サザエさんも』も連れて行ってもらった。お隣は7人家族で、みんなに良く遊んでもらった。 学生時代の友人によくいわれるが、どうでも良いことばかり記憶が鮮明である。このどうでも良い記憶こそが、私の主要なツールであり、覚えようとしたことは消えてなくなる。よって励んだところで無駄になる。こんな体質に二十代で気がついていたのは良かった。何が自分の中に取り込まれていくのか自分では判らない。しかし結局は、無駄な記憶に限って制作に役立つから、ただ安静にしているに限る。こういうと、怠け者の言い訳にしか聞こえないが、実際そうだから仕方がない。役に立たないといえば、一度頭に入ると、たとえ10年ぶりだろうと“モシモシ”だけで誰だか判ることである。ただ携帯電話の時代になって、この能力?も怪しくなってきた。これこそどうでも良いことである。
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『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家たち』 2018年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutube
2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube



『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載11回『猛虎図』連載


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