明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


一種の逃避行動、いや間違いなく逃避行動だが、部屋を片付けようと頭の隅によぎっただけで、創作意欲が溢れ出てしまう。展示用の作家の人形を用意しなくてはならないし、棚を設置する場所も確保しなくてはならない。作品は着彩を済ませていなければ、積み重ねようが問題はないが、いや多少問題は出て来ている。『虎渓三笑図』の三人は、写らない足は作っていないので、寝転がしているのだが、陶淵明の、中国詩人らしいドジョウ髭は、3回折れた。撮影まで放っておくことにした。飲みに出かける時に、首をポケットに入れて、なんてことも、ここに至ればさすがにやらない。撮影について考える。『豊干虎図』『鉄拐仙人図』『慧可断臂図』を仕舞い、大き過ぎて飾り難い『琴高仙人図』に差し替えることにした。 先日、酔って救急車に乗ったSがもう懲りた、と酒を止めたという。たった2針で?20針超を2人知っているがいずれも懲りた様子はない。

 



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