明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日スマホを落としだが、無事戻り、遅くても翌日の昼までに書くことにしていたブログを昼過ぎに書いている。岩波書店刊『写真画論 写真と絵画の結婚』を読む。写真登場当時〝大きさも色彩も自由自在で、耐久性に優れた絵画に対抗できるはずはなく、そもそも被写体の姿がそのまま映ってしまうということは、当時の画家にいわせれば、欠陥以外なにものでもない”絵描きが失業する、と恐れた話は聞いたことがあったが絵描きの言い分が面白い。さぞかし野暮に思えたろう。 両者の間には様々な歴史があり、それを結婚に例えている訳だが、私が何者で、何故こんなことをしようとするのか、その点のみに関心がある私には、特に参考になる話は出て来なかったが、西洋の油彩を学び、迫真的な女性の肌を描いた日本の絵描きの嬉しさは、筆で描いた鬼火や、赤富士は後ろにあるのに、それを見上げる葛飾北斎作って喜んでいる私と同質な物を感じて微笑ましい。 私のデータが勝手に使用されようとしているのを事前に知り、使用を止めてもらう。『それを許してたら私等の渡世では生きていけませんので。』

 



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