明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


蝦蟇仙人の仕上げを終えたが、どうもやる気が起きない。間違いなく無呼吸用のCPAPをしなかったからである。鼻にはめるプラスチックが割れてしまい、ちゃんと装着出来なかった。眠気もそうだが、やる気が起きない、というのがただ寝不足とは違う。しばらく全部作るか、三人の仙人を今回止めるか、はっきりしなかった。放って置いた作りかけが、思ったより作ってあったので、やることにした。それも後、鉄拐仙人と豊干仙人だけとなった。(四睡図は残るが)豊干はおおよそ出来ている。 そんな訳で今日はぐうたらすることにした。 何度も感心しているが、自分で考えた手法は、それを踏まえて考えた訳ではないのに、自分の性格、制作法その他経済状態などまで、自分の都合に良く出来ている。とはいうものの大前提として、先ずは被写体を作らなければならない。一年以上被写体の制作ばかりで、そのくらいのメリットあっても良い。未だに一カットも撮影に及んでいない。 BSプレミアム曾我蕭白の再放送を見る。恐怖漫画家の日野日出志が自分でも描くバランスの欠いた顔を描く困難さについて語っていた。そういえば私の寒山拾得は、うっかり踏み潰し、それを期に完成に向かった。蕭白作品で最も好きなのは獅子図と龍図である。



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