明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



行き当たりばったりの割に、バランス、テーマなど案外考えてしまうところがある。ああ見えて『寒山拾得展』も私なりに考えたつもりである。それに一回あれをやったおかげで、以降はもうちょっといい加減?楽にやれるのではないか。唐突に見えるとしたら『寒山拾得展』を見ておかなかったからだ、といえそうである。そもそもバランス、などは私の辞書に載っていない。そこで古典的モチーフは共通として。私が行き当たりばったり作りたくなった物をそのまま、羅列でいいのではないか? 最近亡くなった映画監督は、スタッフを殴るのですこぶる付きに嫌われていたらしいが、作る予定の作品をタブレットで人に見せていたという。映画は金集め、関わる人の多さなど大変だろうが、まったくゾッとする話しである。その点私などは、短い目標を間を空けず次々こなして行けば、常に目標を達したばかりのタイミングで死ねるのではないか。

古今亭志ん生



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