明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



 

 

フェイスダンスというアプリで遊んでみたら思いの外面白い。村山槐多は目や眉が動いているのに眼鏡は保持されるし、ゲンセンカンの女は、眉毛がないのに、ちゃんとその辺りの筋肉が動く。一番驚いたのは、ゲンセンカンや一休は、私が作ってもいない歯や舌がある。 以前書いたと思うが作家シリーズの一回目の個展に、立体をスキャンする機械が日本に一台あり、それで私の作品をスキャンして映像を動かしたいという人が来た。しかしその頃ワープロ一つ触った事がなく、超アナログな私にデジタルなどと野暮なこと言ってんじゃない、と全く相手にしなかった。当時のデジタルキャラクターは何を見てもねぶた祭りみたいだったし。それが私の今の有様はどうだ。今だったら間違いなく乗っていただろう。 夜、急にポークカレーが食べたいと思った。こんなことは予告もなく鼻の奥でフト思うものである。何かを思い付く時、何の前触れもなく、あれとそっくりである。

一休和尚

村山槐多

ゲンセンカンの女

 



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