明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



寒山拾得の話は、中国は寒山寺に伝わるとされる話だが、舞台は天台山の国清寺である。そこで炊事の下働きしている拾得は、岩窟に住まい、たまに顔を出す寒山に、竹筒に詰めた残飯をやっている。山深い風景の作り方を見つけたのは個展の一月前で、今回は寒山拾得のそんな日常を描けずに終わった。ところで次のモチーフ候補としている連中にとって、天台山は聖地だと本日知った。流れとしては非常に良い感じである。 以前からビートルズのサージャントペパーズのジャケットのように、今まで作った人物を一画面に勢揃いさせたいと思っていたが、単に面倒だしウンザリしそうである。 しかし今度のモチーフでは次々と作り足して行きたい。ただ一体より五体、五体より十体の方が良いということになる可能性があるが、一体につき複数カット撮ることを想定して作り、作ってしまえば、どこからでも撮れる立体の利点を活かし、バージョン毎に同じ組み合わせは無い。なんて良いかもしれない。

石塚HP



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