明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



曽我蛇足描くところの一休和尚をもとに立体を作り、二作品制作したが、同じ蛇足作の握り拳に憤怒の喝!の表情が興味くて立体化してしまった臨済宗開祖臨済義玄だが、禅宗としても数が多い臨済宗の開祖というのに情報があまりに少ない。古過ぎて肖像を残す習慣がなかったかもしれないが、無ければ後世必ず創作されるものである。実際蛇足の臨済義玄像も中国の寺で画僧に注文して描かせた肖像が由来である。文革の影響もあるのかもしれないが、それにしても。インスタも100件未満という有様である。いつか臨済宗の寺で、どういう扱いなのか聞いてみたい。日本に広めた栄西は知られているのに。 一度立体を作ってしまえばどこからでも撮れるメリットを生かし、どうせ喝!とされるなら真正面から目を見て。と誰もが知らないであろう義玄の正面図。    近所にお住まいの、通りがかりという方が、3回目の来廊、竹竿にシャレコウベの一休で悩んでおられたが、シャレコウベのせいで、「カミさんがいなくなったら買う。」よろしくお願いしますともいえず。真正面向きの臨在義玄を選ばれた。シャガールをどかしてこれを玄関に飾るそうだが、〝臨済の喝!“に睨まれおかしな物は入れないだろう。 2年間は先のことは考えないと決めてようやく最終日を迎えた。



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