様々作っていたので、後回しになっていた一休和尚が最終仕上げに入る。これでようやく小学四年の時に、大人向けの『一休禅師』を読んでイメージした雲水姿の一休和尚が立ち現れることになる。足したのは肩に乗せた酒の入ったひょうたんだが、幼稚園児の頃か、TV時代劇で八名信夫が肩に乗せた瓢箪の酒を首を曲げグビッと飲んでいたのを採用。ウィキペディアによると『紅孔雀』か? 禅宗の高僧の肖像画(頂相)は曲彔という椅子に座り沓を脱いで斜め45度ということに決まっていて、そのエピソードなどを絵画として描き残すという習慣はないらしい。なので視覚化されていない手付かずモチーフに溢れている。 しかしだからといって頭に血を昇らせて、だったら私が、というのも。バレエを一度観ただけで、翌年ニジンスキーで個展をやってしまった頃とは残された時間が違う。まずは一休和尚を完成させ、一度深呼吸 すべきかもしれない。