明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



映画などは、いつどこで、また誰と観たかによって印象が変わる場合があるだろう。私が初めて女性と映画館で観た映画は当時ライオンの食事風景が話題となった『グレートハンティング』(75)であった。初めての入院で何を読むべきか。一休宗純の『狂雲集』は引越しの際、一休和尚を作ることになるとは夢にも思わず処分してしまった。はらわたの奥まで好色で詰まっている、と本人がいってる一休の一面に触れるべきかグズっていたので、この際にと、別訳版を注文した。〝お経を読んでいさえすれば、坊主なんてものは一生食いっぱぐれない。適当に恥をかき、無知を承知でいれば大金は入る。そこへもってきて男色に遊び、ついでに尼さんをものにしていれば、陽春(堺の陽春寺)の一室でほとばしる「白雪」だっていつもピュッピュと飛ばせて気持ちいいことかぎりない”『狂雲集』(松岡正剛の千夜千冊)



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