明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



台風が近づく小雨のうちに、足りない部品を撮りに行こうか迷う。それがないと、今晩何をすれば良いのか.というところである。幼稚園児の頃、台風の休園日、佃の渡し船を描いていて、母が止めるのも聞かず、渡し船の東京都のマークを見に、マンホールの蓋を見に行った。三つ子の魂百まで。想えばなんと選択肢の狭い人生だったことであろう。それはともかく。追加した粘土が届く。 時間が許せば、と考えていた『四睡図』は寝ている虎が間に合わず断念した。いや寒山と拾得と豊干で『三睡図』なら可能である。いやなんなら四つ足で立ってる虎はあるから『一起三睡図』も可能である。だがしかし、虎如きに、、と。自然な状態の虎なんか誰が撮るか.立ってる虎を蹴倒し、手足頭をバラバラにして、粘土扱いして地べたに寝かせてやろう。初志貫徹といこう。正式タイトル決まる。トークショーも予定している。

Don't Think, Feel! 寒山拾得展
人形作家・写真家 石塚公昭 作家活動40周年記念

10月13日(木)〜11月6日(日)

 



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