大阪大学や京都大学の入試問題のミスが問題となっておりますが、振り返ってみると、昔も結構あったのに表面化していないだけのような気がします。日本の大学入試問題でミスが散見される原因として、大学教授が持ち回りで作成していることに原因と言われています。この点については、『大学入試担当教員のぶっちゃけ話』に詳しく書かれていますので一読をお勧めします。
代ゼミでは早稲田特有の現代文選択肢に対応するため、早稲田受験日の直前の2月中旬に対策講座が開かれていました。普通の大学なら不正解になる可能性が高い選択肢も、早稲田だと正解とみなす感覚を研ぎ澄ます講座でした。田村秀行先生のこの講座を受講するのが、早稲田合格を目指す者に取っては絶対条件のようにみなされていました。私もこの講座の受講のため、他大学の受験のスケジュールを組むほどでした。
選択肢という客観性が求められる試験で判断が分かれるような問題は、現在であればすぐに問題になったかもしれませんが、そんな問題も出される奇特さや、それに対応しようとする予備校講座の存在を含めて、第二次ベビーブーマーが経験した大学受験は、今とは違った面白さがあったように思います。私がよく載せるこの写真も、「田村の早大現代文」を受講していた時に撮られた写真です(^^)
我が母校・早稲田大学政治経済学部や法学部の現代文は、私が受験生だった1990年代は、私立大学では最も正誤の判定が難しい選択肢が出されることで有名でした。赤本と青本で正答が違っていたり、予備校講師の間でも正答が割れていました。
代ゼミでは早稲田特有の現代文選択肢に対応するため、早稲田受験日の直前の2月中旬に対策講座が開かれていました。普通の大学なら不正解になる可能性が高い選択肢も、早稲田だと正解とみなす感覚を研ぎ澄ます講座でした。田村秀行先生のこの講座を受講するのが、早稲田合格を目指す者に取っては絶対条件のようにみなされていました。私もこの講座の受講のため、他大学の受験のスケジュールを組むほどでした。
選択肢という客観性が求められる試験で判断が分かれるような問題は、現在であればすぐに問題になったかもしれませんが、そんな問題も出される奇特さや、それに対応しようとする予備校講座の存在を含めて、第二次ベビーブーマーが経験した大学受験は、今とは違った面白さがあったように思います。私がよく載せるこの写真も、「田村の早大現代文」を受講していた時に撮られた写真です(^^)