英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

真の英語力

2018年07月04日 | 指導現場にて
この一ヶ月間、その対策で相談をいただいたのは、大学受験、英検、TOEIC、TOEIC Bridge、TOEFL。それぞれの出題の仕方には特徴があるものの、当然ですが、求められている英語力そのものは変わりません。

求められている英語力の根幹は、英文構造を瞬時に把握できる力です。換言すれば、それは正しい英文法の知識に基づいて、主語と動詞と修飾構造を見抜ける力であり、「読む」「聴く」「書く」「話す」すべての力の礎になります。

試験対策などという小手先的なものに踊らされず、腰を据えて一生モノの英語力を培わなければなりません。
「多読が大切だ。特に東大の場合は小説をたくさん読みなさい。そのうちきっと力がつくから」というような教える方法の無さを暴露しているだけのアドバイスが、今年も氾濫することと思いますが、ゆっくり読んで分からない文章を速く読もうとしても学習は空回りするだけです。

正確な読みに支えられて初めて多読が生きる。その意味で基礎を大切にし、言葉としての英語を支えるルールを知って下さい。

ただ、「基礎が大切だ」と言う人は多くても、何が基礎かということを明快に教えてくれる人は少ない。「中学の英語を復習しろ」のような曖昧極まるアドバイスではなく、経験に裏打ちされた自信を持って基礎とは何かを明らかにしてくれる指導者か参考書を見つけて下さい。
故・伊藤和夫先生のこの言葉の真意が分かれば、本物の英語力とは何かが分かったことになります。


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