英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

自信を取り戻す時

2018年07月05日 | 指導現場にて
私は、中学時代は英語が得意で、テストは常に90点以上でした。その理由は簡単で、1年から3年までの「NEW HORIZON」3冊をすべて丸暗記し、どこに何が書いてあるかすべて諳んじることができていたからに他なりません。

しかし、中学時代の英語力の上に胡坐をかいていた私の成績は、高校入学後、下降の一途をたどりました。「自分は英語はできる」という思い込みのため勉強しなくなり、最初の中間テストは40点台。そんな点数、それまで取ったこともありませんでした。

2学期のある日、試しに英語の教科書を読んでみました。遅々として先に進まない。文章も長い、それ以前に一つ一つの単語の発音もままならない。まして、文章の意味や構文など区別できるはずもない。高校英語を甘く見ていた自分が情けなくなりました。なぜ中学の時は英語ができたのか。それは、暗記するために、英語を音読していたからに他なりません。

そこから久しぶりに英語との格闘が始まりました。中学に比べ、高校の英語の教科書の文章は途方もなく多い。暗記するのは無理だ。ならば声に出して音読した回数を tally(正の字)で記録していこう。単語も相当数だから、カード化して効率よく覚えよう。文法も、徹底的にやりこもう。

そんなある日、英語の授業で「福澤、be動詞+to不定詞の意味が分かるか」と、先生にあてられました。たまたま前日に参考書で勉強していたところだったので、「“予定・運命・義務・可能・意図”です」と即答しました。すると、明らかに先生とクラスの友人たちの私を見る目が変わったの覚えています。勉強は、やればできる。それが自分を成長さてくれるのだと感じた瞬間でもありました。以降、英語は再び私の得意科目になり、人生をも変えてくれる相棒になったのです。

やりこんだ『基本英文700選』
自信を取り戻すきっかけは人それぞれで、些細なことかも知れません。でも、それが人生を左右することさえあります。そんなきっかけを与えられる指導を、これからも行っていきたいと思います。


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