英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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走り続ける理由を磨く

2019年12月23日 | ランニング・筋トレ
ただ走っているだけでは、距離は走れるようになるだろうけど、速くなれないし強くなれない。

自重や器具を使った筋トレ、ストレッチ、食事にまで気を配らなければ、自分の望む走りは出来ない。それは一朝一夕になされるものではなく、まさに日々の継続、小さな努力を積み上げていく作業です。

最近はランニング関係の雑誌やエッセイなどの書籍に触れるようにしています。そこにこそ、理想の走りのヒントや考えもしなかったきっかけがあるかも知れないからです。
最近繰り返し読んでいるのが、村上春樹著『走ることについて語るときに僕の語ること』。著者は月に200km以上を走り、フルマラソンでサブ4の本格的なランナーです。作家というと不健康なイメージがありますが、文学を作り出す時に人間の内から出てくる“毒素”と向き合うために、意識的に健康的な体を維持しようと、作家になったころからずっとランニングを続けているのです。

本著は小説ではなくエッセイですので、著者のランニング対するアツい想いが溢れ、ランナーにとっては意を同じくする文章ばかりです。
走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。暇をみつけては、せっせとくまなく磨き続けること。(111ページ)

次のレースまで4ヶ月以上あるので、自分の走りを見直そうと思い、先週は敢えてゆっくりペースの6分/kmで、10kmを60分で走っていました。体が温まってくる後半はいつも自然とスピードに乗ってしまいますが、スピードを絶対上げずに抑える。これはこれで我慢が必要ですが、走り終えるといろいろな学びがありました。普段は10kmを50分切るペースで走っているので、呼吸は全然上がらない一方で、体幹中心にいつもと違う筋肉に刺激が入りました。ゆっくりやって出来ないものは速くやっても出来ない。こういうトレーニングをせずに速さばかり追っかけてしまうと、故障につながるのが実感できたように思いました。

しかし、3日目から右足底に違和感が出始め、休足日を設けたり、距離を抑えて走っていました。トレーニングとしては逆効果に感じたので、昨日はいつものペースに戻して、10kmを49分30秒(4分57秒/km)で走ってみました。すると、体に違和感なく快調でした。やはり、このペースを基準にして、たまにLSDを行うのが適切かと思いました。うーむ、ランニングは奥深い・・・。自分の体と相談しながらのこの試行錯誤が、ランニングの醍醐味なんでしょうね。

もちろん今日も走ります。2019年の総走行距離2,000kmまで、あと約40km。それが今日走る続けるための「ほんの少しの理由」です。


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