英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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努力した分だけ報われる

2019年12月18日 | 2020年大学入試制度改革
我が家からは、私の母校・伊那北高校の校舎が見えます。長男(高1)を最寄り駅まで送迎するため、毎朝6時25分頃に車のエンジンをかけるのですが、ここ一ケ月は、朝6時過ぎには電気が灯っています。
北校舎の3Fだから、3年生の教室と廊下です。センター試験まで一ケ月となり、早朝から自習などやっているのでしょうか。まさにこの写真の教室に私がいたのが、ちょうど30年前の1989年。その時も、共通一次から衣替えをして初めての大学入試センター試験が一ヶ月後に迫っていました。初めての迎える大学受験。不安だらけだった受験勉強の日々でしたが、大学入試制度自体に疑念を抱く余地は全くありませんでした。

こんな風に早朝から受験生が頑張っているまさにその日、大学入学共通テストへの記述式問題導入の延期が発表されました。大学受験とは、大学・高校・受験生・高校生が当事者であるはずです。その当事者の声を聞かずに無視し、政治主導で行おうとした大学入試改革なんて糞くらえ。混乱を招いた国の責任は大きい。

努力したものが、その努力した分だけ報われる大学入試でなければなりません。1点刻みで何が悪い、マークシートのどこに問題があるのか。差をつけなければ、誰でも入れてしまう。思考力を問う記述式は既に二次試験で行われている。

思考力とは、客観的な知識を持ち備えた者がなしうる論理的思考。一次試験のマークシート式で客観的学力を問い、二次試験でその昇華の程度を測る。これ以上以下もない。現行の形を維持しながら、精度を高めていけばいい。


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