12月になり、一般公募やAOによる大学の推薦入試も終わろうとしています。併願可能な推薦入試の場合は、残念ながら第一志望に受かっていなくても、第二・第三希望に受かっていれば、それを押さえとして、大学入試センター試験や一般入試での純粋な学力試験で、第一志望を再受験することはできます。
しかし、残念ながらそうは問屋が卸しません。Famous last words.
推薦入試の準備をしている間、やはり、各科目の受験勉強が疎かになっているはずです。最初から学力試験を目標として勉強してきている受験生とは、大きな差がついてしまっています。そして、第二希望とはいえ大学に合格していることで、本人の無意識のままに、「まあ、いいか」と気のゆるみが出てしまうのも、否定できない事実です。
確かに、第一志望は魅力的であり、合格の可能性が高くなくてもそれに向かって頑張るのは素晴らしいことです。しかし、自分を受け入れてくれた第二志望に進学し、4年後を見据えて新たな勉強を始めるのも、もう一つの素晴らしい選択肢です。
私はどうしても第一志望に合格したくて、仮面浪人という形で二浪までしましたが、3回目の大学受験の直前期に、恩師が語ってくれた言葉を紹介します。今から27年前に録音された一本のテープ。ラベルには「潮田五郎の英語(最終回)」の文字。私の英語力の礎を構築してくださったのが、代々木ゼミナールの潮田五郎先生。受験も間近に迫った1992年1月27日。前年の4月から最前列で受講してきた潮田先生の「総合英語ゼミ」の最終回を録音したものです。
以下のようにお話しをされ、最終回の授業を締められていました。
第一志望に受からなかったとしても、第二志望で次の目標へ向かってスタートを切ればいい。第三志望で新たな人生の時を充実させればいい。もちろんこれは、第一志望合格を信じて頑張ってきたものには受け入れられない言葉かも知れません。でも、歳を重ねて感じることは、たとえどんな環境でも出来る限りの努力を続けたものには、その後の人生で何ら変わらぬ結果が待っているということです。
私は幸いにも二浪をして第一志望に合格できました。その合格があったから今の仕事があり、現在の自分がいると思います。でも、あの時の行動は若気の至りと言われてしまえば否定はできません。どんな環境下でも努力できる姿勢があれば、将来の結果はたいした違いはないと思います。結局、大学受験とは、その努力できる姿勢が培われる人生の一ステージのような気がしてなりません。
どんな選択をするかは、受験生の君たち次第です。しかし、どんな選択をしようとも、受験を通して培われた努力する姿勢は、君たちの人生を豊かにしてくれます。
しかし、残念ながらそうは問屋が卸しません。Famous last words.
推薦入試の準備をしている間、やはり、各科目の受験勉強が疎かになっているはずです。最初から学力試験を目標として勉強してきている受験生とは、大きな差がついてしまっています。そして、第二希望とはいえ大学に合格していることで、本人の無意識のままに、「まあ、いいか」と気のゆるみが出てしまうのも、否定できない事実です。
確かに、第一志望は魅力的であり、合格の可能性が高くなくてもそれに向かって頑張るのは素晴らしいことです。しかし、自分を受け入れてくれた第二志望に進学し、4年後を見据えて新たな勉強を始めるのも、もう一つの素晴らしい選択肢です。
私はどうしても第一志望に合格したくて、仮面浪人という形で二浪までしましたが、3回目の大学受験の直前期に、恩師が語ってくれた言葉を紹介します。今から27年前に録音された一本のテープ。ラベルには「潮田五郎の英語(最終回)」の文字。私の英語力の礎を構築してくださったのが、代々木ゼミナールの潮田五郎先生。受験も間近に迫った1992年1月27日。前年の4月から最前列で受講してきた潮田先生の「総合英語ゼミ」の最終回を録音したものです。
以下のようにお話しをされ、最終回の授業を締められていました。
・・・できたら自分の志望校、たとえ入れなくても、二番目、三番目、四番目のところからお迎えが来たら行ったらいいですよ。ますます世の中受験の点では不利になっていくような気がしますから。早く大学生になって新しい勉強に励んだらいいと思いますね。まあ、最終的には君達自身が決めることですけども。
ということで、いい結果を待っていますよ。春休みの講習会はまたここに来ていますから、その頃にはもう結果が出ているでしょうから、いい結果があったらチラッと立ち寄って「ここへ入りました!」っていう風に聞かせてください。それが楽しみの一つですから。
Good luck! Never come back!
第一志望に受からなかったとしても、第二志望で次の目標へ向かってスタートを切ればいい。第三志望で新たな人生の時を充実させればいい。もちろんこれは、第一志望合格を信じて頑張ってきたものには受け入れられない言葉かも知れません。でも、歳を重ねて感じることは、たとえどんな環境でも出来る限りの努力を続けたものには、その後の人生で何ら変わらぬ結果が待っているということです。
私は幸いにも二浪をして第一志望に合格できました。その合格があったから今の仕事があり、現在の自分がいると思います。でも、あの時の行動は若気の至りと言われてしまえば否定はできません。どんな環境下でも努力できる姿勢があれば、将来の結果はたいした違いはないと思います。結局、大学受験とは、その努力できる姿勢が培われる人生の一ステージのような気がしてなりません。
どんな選択をするかは、受験生の君たち次第です。しかし、どんな選択をしようとも、受験を通して培われた努力する姿勢は、君たちの人生を豊かにしてくれます。