英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

時事ニュースで語彙力アップ

2018年11月20日 | 英語勉強法
今朝の朝刊は、日産のゴーン会長逮捕のニュース一色ですが、この逮捕劇の発端となったのが内部告発だと言われています。

内部告発者は英語では whistle-blower と言います。

2001年、ワシントン大学留学中に全米を席巻したエンロンショック。その時に知った単語がwhistle-blowerです。

whistle-blower
someone who tells people in authority or the public about dishonest or illegal practices at the place where they work
whistleは「口笛、ホイッスル」、blowは「~を吹く」ですから、whistle-blowerは「ホイッスルを鳴らす人」、つまり、スポーツでの反則をホイッスルを吹いて知らせる審判のように、会社や組織の悪事を世間に知らせる人のことです。

日本の新聞だけでなく英字新聞もオンライン版などで読めば、英語の語彙力を効率的に増やすことができます。


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不易の教え

2018年11月19日 | 英語勉強法

大学受験を意識し始めた高校2年の時、真っ先に取り組んだのが『基本英文700選』という例文集・構文集でした。高校入学以来劣等生だった私に自信という名の光を与えてくれ、現役・浪人時代に最も取り組み、今の私の英語力の礎を構築してくれたのが『700選』でした。

最近、Twitterで『700選』に取り組まれている方を知り、26年ぶりにやり直してみようと決意して、昨日、最新版を購入しました。

一文目の My house is only five minutes' walk from the station. を声に出して読んだ瞬間に、あの頃の自分に会えた気がしました。

巻頭の「新版の序」に次のようにあります。

『基本英文700選』の命は、有機的に結びついた例文の配列と、独特の硬質な感触です。(中略)英語にかぎらず言語には、変わることのない「不易」の側面と、時代とともに変わっていく「流行」の側面があります。いわゆる「新しい文章」を使用していくことも大切なことですが、「不易」の側面を保持し提示していくことも、システム性を重視した本書のような参考書では重要なものと考えます。

4技能という言葉がもてはやされる昨今、確固たる文法力に基づいた英文解釈力、つまり「読む」力が落ちてきているのに気づきます。こんな時代だからこそ、敢えて「不易」の側面に注目することが大切なのではないかと思います。

すべての英語力は「読む」力から始まります。私自身がもう一度『700選』をやり直し、改めてそのことを感じ取ってみたいと思います。

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国語力を高める

2018年11月18日 | 子育て
2学期も後半になり、各学校では期末テストが行われる時期です。進級・進学してから半年以上が経ち、勉強の習慣がテストの結果に如実に表れるようになります。点数が高止まりしている場合はいいですが、下降曲線や低迷している場合は、何かを変えないとこのままズルズルと行ってしまい、進路に影響して一生に影響を及ぼすことにもなります。

学力が伸びない子の特徴として、母国語にもかかわらず、発する日本語が単語レベルで止まってしまい、文章として成り立たないことが多いのに気づきます。自分の意図を文章として伝えることが出来ないから、コミュニケーションでも相手がいつも助けてくれると思い、指示待ちになる。そして、文章として言葉を発する習慣がないため、文章を読んで学ぶという勉学の基本が抜けてしまうことになります。日本語の語彙力や国語力が学力の基本と言われる所以ですね。

毎日の習慣として新聞や本を読み、文章に対するアレルギーを失くし語彙力を培う。家庭内の会話も単語の羅列ではなく、主語と動詞を中心とした文章で会話をするようにする。相手に分かりやすく伝える。それだけで、少しずつ変わってきます。
まずは新聞を読むことから始めてみましょう。


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三峰川ジョギングコースへ

2018年11月17日 | ランニング・筋トレ
今週は日曜日に高低差150メートル以上のアップダウンの激しいコースをスピードも意識しながら13km走り、その他にクォーター(10.55km)走2本を含めて合計で55km走りました。今月の走行距離は92kmを超え、いいペースで距離を積み上げることができています。

今週から三峰川ジョギングコースを走っています。地元では知られているコースでありながら、ランニングを始めて3年目にして初めて走るという不届き者(^_^;)。平坦で走りやすく、一周10.12kmという距離もちょうどいいです。これからはホームコースとして利用させていただくことになります。


今月中にはLSDで20kmを走る予定です。このコースなら2周・20kmでも足りないくらい、ずっと走っていたい風景です。


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本人が気づくしかない

2018年11月16日 | 指導現場にて
高校生の期末テストが近づいてきました。多くの高校で動名詞が範囲になっているので、以下の書き換えでチェックしています。

動名詞を使って以下の文をそれぞれ書き換えよ。
(1) I am proud that I study hard.
(2) I am proud that I studied hard.
(3) I am proud that he studies hard.
(4) I am proud that he studied hard.

この4つがきちんとできれば、完了動名詞や意味上の主語まで理解できていることになります。
しかし、この単純なことが完璧にできる生徒はいません。

覚えればいいだけのこと。しかしそれをやろうとしない。「こんなことできなくても」という慢心。いや、それ以前に、英語そのものに興味を持てない。

嫌でもやるしかないんだよ。時間は限られている。大学受験なんてあっという間にくる。その時にようやく気づく。「なぜもっと早く勉強しておかなかったのだろう」と。でも、そのことを周囲の大人が言ったところで、本人が気づかない限りは何も変わらない。

さあ、自分を変えろ。行動に移せ。一つのことに没頭した時に見えてくる違う世界に気づいてほしい。


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受験英語こそ王道

2018年11月15日 | 英語勉強法
昨日のブログでも記した内容ツイッターでつぶやいたところ、予想を超えた反響をいただき、400を超える「いいね」と120を超えるリツイートをいただきました。この反響の大きさは過去最高です。
英語指導に携わって以来ずっと思っていたことです。「コミュニケーションのための英語」「4技能」などという美辞麗句に踊らされ、日本人、特に学生の英語力は下降の一途をたどっていると、教育現場にいると感じざるを得ません。

受験英語は日本の英語教育の根幹でした。受験英語を徹底して学んだ方は、揺るぎない礎の様なものが備わっています。それは何年たっても錆びつかない、一生モノの技能です。その代り、学生の時に目の前の勉強から逃げていると、大人になってから大きな代償を払うことになります。

学生諸君、決して4技能などと言う流行に踊らされて安易な方法に飛びつかず、そして、己の不勉強を責任転嫁するのではなく、大学受験を通して確かな文法力に依拠した骨太な「読む」力を身につけるべく、勉強に勤しもう。


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骨太な英語力を養う

2018年11月14日 | 英語勉強法
高1で学年最下位に近い成績となり、勉強時間を確保するため部活を辞めました。高2になった時、合格体験記や指南本を読み漁って「700の例文を全部覚えれば東大入試も万全」という合格体験談を信じ、『基本英文700選』(駿台文庫)を始めました。

見開きの左ページに英文、右ページに日本語訳、脚注に申し訳ない程度の解説がついているだけのシンプルな無味乾燥とした例文集。しかし、挫折することなく、一つずつ英文を理解し、音読し、暗誦をしていきました。何回も繰り返して700全ての例文のポイントを把握し、音読を徹底しました。浪人してからも勉強の基本は『700選』。代ゼミの寮で夜な夜な独り、暗記に努めていた自分を思い出します。たくさんの書き込みで手垢にまみれた『700選』は、間違いなく私の英語力の原点。
これで英文を型でとらえるスタイルができ、あとは過去問等で精読した英語の長文を繰り返し音読したことで、揺るぎない英語力が培われました。

最近、Twitterで『700選』の暗記に取り組む方を知り、大学受験時代の自分を思い出しました。大学受験でしっかり英語を勉強した人は、やはり骨太な英語力がついています。受験英語こそ日本人の英語力を伸ばすのに、それを否定したがる人が多いのも事実。それは、勉強しなかった己の責任を「受験英語」という制度に転嫁しているだけに過ぎません。


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数値を意識する

2018年11月13日 | ランニング・筋トレ
11年前の昨日、甲状腺全摘出手術を受けました。午後1時に手術室に入り、終わったのが午後10時近く。8時間以上の、20針を縫う大手術となりました。私は麻酔で寝ていただけですが、ずっと待っていた家族は大変だったようです。あの時のことを忘れないよう、毎年この日は、当時書いたブログ記事を読み、健康のありがたさに感謝しています。
そんな昨日、先月受診した市の健康診断の結果を聞きに行ってきました。私は副甲状腺もないため血中カルシウムが不足気味になりますが、それ以外は昨年以上の結果で、保健士さんに診断数値と運動・食事の生活スタイル全般にお褒めの言葉をいただきました。「どこを目指していらっしゃるのですか」と問われたので「健康オタクの“スーパーじじい”です」と答えておきました(笑)。

市町村が行う健康診断は毎年受けておりますが、手元に記録が残っている2005年(平成17年)から現在まで、最も気にかけてきた体重・腹囲・尿酸の最高値と現在の数値を比べてみました。
体重 59.3kg(2017年)  57.9kg(2018年)
腹囲 75.2cm(2014年)  67.8cm(2018年)
尿酸 7.9mg/dl(2010年)  5.7mg/dl(2018年)
体重はそんなに変動はないものの、腹囲と尿酸は明らかに生活習慣を反映しているように思います。2014年の時は独立開業でドタバタしており、運動など一切していない時期。明らかに腹が出てきて自分の体型に嫌気を感じたことも覚えています。尿酸が増えた2010年は毎晩晩酌をしていて、酒量が多かったのは確実です。そこからロングブレスダイエットと炭酸水で一気に改善し、その後維持できています。

2年前からはSelf-LIZAPと称して筋トレとランニングを習慣化することに成功したので、腹囲は70cm未満で安定しています。体脂肪率は17%台ですが、運動を始める以前は25%近くまで行ったことを考えると、だいぶ体はスッキリしています。

健康やダイエットは、具体的に数値を記録することで、習慣化することができます。常に数値を意識することで、普段の生活のちょっとしたことも改善しようと考えるようになるからでしょう。それこそまさに生活習慣です。

さあ、また来年の健診結果を楽しみに待てるよう、今日もランニング・筋トレで体質改善に取り組みます。


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思考を整理する時間

2018年11月12日 | ランニング・筋トレ
先週は、色々なことがあり、様々なことを考えさせられました。

塾業界に転身してから15年、これまで培ってきたものが理想の形となり体現を感じた瞬間。目の前の生徒に全力でぶつかること、想いのままを伝えること。それが人を介して伝わり、新たな出会いをもたらしてくれることを実感しました。

自分の想いをブラさずに信念を持って続ける必然性と確実性。自分の代わりには誰もなれないこと自体が、自分の付加価値を高めていくことになります。

一つ一つの事象を大きな流れの中でとらえることが、今後の自分の進むべき方向を定めてくれます。そんな思考を整理する時間が、私にとってはランニングの時間です。自分の身体と会話をしながらその日の調子を見極め、フォームやペースを確認する。そして、数キロを走る頃には思考は多くのことに及びます。

今年最後のレースまで約一ヶ月となった昨日は、天竜川の河岸段丘を使った高低差150メートル以上のアップダウンの激しいコースを、スピードも意識しながら13kmを70分で走りました。身体を鍛えつつも思考を整理し、心を整える。私にとっては、ランニングは心身の健康維持に役立っているようです。
信州伊那谷の紅葉も終わりです。季節は本格的な冬へ。ランニングシーズンの始まりでもあります。


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子育て一考

2018年11月11日 | 子育て
先日、長男(中3)が研修旅行で東京と筑波に行って来ました。季節外れの暖かさの中、東大・早稲田・上智・学習院のキャンパスを巡り、企業訪問で清水建設と三菱UFJ銀行などを見学し、JAXA宇宙センターや国土地理院の科学館を巡って来たそうです。

公立中高一貫校で高校入試がないので、この時期の研修旅行なのでしょう。受験勉強でピリピリすることもないのは特権なのかもしれませんが、長男が成長するにつれ、彼の大学進学やその後の進路について考えることも多くなりました。

しかし、中学入学以降は彼の赴くままに任せようと、ほとんど放任しています。

FBの友人の先生が、小学校の講演者のお話しを紹介されていた内容です。
「親」が心がけたいこと(子の自立に向けて)

1.見守る(干渉しない)
2.夫婦仲良く
3.ありのままの子どもを受け入れる
4.ありのままの私を受け入れる
5.いい親であろうとしない
確かに、親が子どもの考え方や勉強姿勢に干渉したところで望む結果が生まれないのは、塾業界にいて嫌ほど目の当たりにしてきましたし、結局は子どものやる気は子どもが己の中で育むしかないということを、改めて認識しています。

長男の今の興味は、音楽、地理、言語。学問的には人文地理学なんか目指したら面白そうですが、そんな類の選択も、すべて彼に任せようと思います。求められたときだけ的確なアドバイスをしますが、後は彼自身が人生の選択を楽しむ。それこそ青春の特権だと思うのです。彼が図書館から借りてきた本を見て、そんな思いが強くなりました。


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