帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

その2

2008年11月08日 | 旅行等

 

家内と娘を下ろすと、夕方まで暇なのが僕、そこで早速向かったのは新発田城、

新発田重家が豊臣秀吉の後ろ盾を得た上杉景勝(直江謙次軍師)との戦(新発田重家乱1587年)で落城した城です。

上杉が会津に転封された後、堀口秀勝(甲斐源氏の流れ)が入り、その後代々続いたすばらしい政治のおかげで6万石から約19万石までに成長し、

奇跡とまでいわれた国を作っています。

なぜこうした豊かな国になれたかという理由があり、まず政をしていた代々の国主及びその下々が無駄使いを排して倹約につとめたということ。

次に当時はどこもやっていなかった学校制度を早々に設立、授業代は教科書の紙代だけしかとらずに出来る限り多くの子供達に高度教育をおこなっていたこと(当時では珍しい医学校に当たる物も当然に設立しています)。

政治は治水と田畑の開拓開墾を基本とし、そのために国主自らが動きそれをみた民衆が一丸となって取り組んだ。

年配をを大切にし、真面目に働いたものを正しく評価して褒章をふんだんに遣わし、勤勉に働けば豊かになれることを保障していた。

年貢の基本となる畑の単位基準を独特の物を持ちいることで、年貢を納めても十分に農民達の手元に残る計らいをしていた。

他にもありますが、簡単にまとめると、民を豊かにする事が国を豊かにする事という考え方の基にこの国はあったわけです。

国民がやる気の出ない国では、誰も働きたくはありません。

上のものは無駄使い?をしまくり膨れ上がり続ける借金財政、お金のあるものだけがふんだんに受けられる教育(医科大学含む)、真面目に働くものが馬鹿にされ、マネーゲームをうまくやると賞賛される経済。

年寄りを粗末にし、弱者を踏みつけにして、自由教育の名のもとに自虐の歴史を植え付け、人格育成より偏差値ばかり優先の教育。

この国と同じ国土の我が国、どこに違いがあるか? このブログを読んでくれている皆さんにはお分かりかと思います。

さて、新発田城は明治の廃城政策で壊されてしまいましたが、現在復元されています。

丹念に積み上げられた一つ一つの石垣を手で触りながら、繰り返される人の世と歴史の流れを感じ取りつつ、思いをめぐらせる。

自分の好きな時間の一つです。

約1時間ほど散策しましたが、そのあと家内だけ迎えにいって(娘は高級ホテルの伯です)宿泊予定地の新潟市へと向かいました。


新潟までアッシー君だぜ!

2008年11月08日 | 旅行等

若い男の子が下心みえみえでアッシー君(死語なの?)をやる事はあります

が、僕もきゃぴきゃぴの娘(といっても家の子ですが)を乗せて新潟まで送り迎えさせられてしまいました。

なんでも日本で数人しかいないメキシコ民族舞踊の先生が新潟で教えるとかで、あさ3時起き4時には高速にのって新潟まで足をのばしたわけです。

家内だけだと居眠り運転しそうだから・・・というのが無理やり引っりだされた理由で、とても大人しい私はハイハイとアッシー君。

丁度来年の大河ドラマがかの直江兼次でして、といっても彼は魚沼郡の出で、活躍は春日山城と米沢で今回の行き先とは方向違い。

まあ、それでも新潟市近辺に何かしら有るだろうという下心に任せてハンドルを握って約5時間。

とりあえず、巻潟東でおりて、いつもの事ながらただの移動を嫌う僕は白根の大凧合戦資料館へと向かいます。

http://www.city.niigata.jp/info/minami/ootako/index.html

なんか地味な雰囲気で、一瞬入るのをやめようかと思ったものの、なぜか思い直して中へと入ると「おおー!」と結構すごい、紹介映画を見ると、大凧合戦の意味が始めて解り、

しかし予想に反してこれが面白いのなんの、来年はぜひ合戦場へ見に行きたいとみんなで大盛り上がり。

一階を見終わると世界中の凧を展示してある展示室をあ~だ、こ~だと話しながら二階へ、するとなぜか凧を作ることに話がなっていまして、やりたいとは娘、

自分の子供の頃にあげていた凧、が目の前で出来あがっていきます。

多少不器用に造る娘の姿に思わず口を出しそうになりますが、ここは我慢、

凧が完成するとすぐに隣にある風洞実験室であげますが、よく上がること。

凧つくりを教えてくれたおじいさんと話が盛り上がり、本当はもう少しいたかったのですが、時間が無いためにお礼をいって次の目的地へと移動します。

次は白鳥の飛来地で有名な瓢湖

http://kadoyasan.com/swan.html

丁度お昼だったために、家内の手作りお弁当を車の中で食べて見に行きましたが、ただ見るだけに飽き足らず、必ず餌をやらねばならないと思っている家内と娘は大喜びで餌売り場へ直行。

白鳥の数はまだ思ったほど多くなく、それより鴨がやたらと多くて、投げる餌を巡って繰り返される白鳥と鴨の餌争奪戦が結構おもしろい、「こりゃすげーなー」と思っていると、

なんと掟破り?の大技を出したのが鴨。

水から出て愛嬌を振りまきながら平然と人のいるところまで来るので、幼い子供がせっせとエサをあげ、それを独占しています。

うぬぬ、ひきような (ーー;)

 

とひとしきりふれあいを楽しむと、いよいよ時間にせまられ、再出発、予定時刻の10分前に集合場所へつきました。