帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

見知らぬ人を紹介出来てしまう不思議

2009年09月27日 | 研究-教育・育児
携帯の記録を一つ一つ表示しては説明していく娘、
この年齢になると小学生の時のような叱り方は出来ません。

何かひとつの事を取っても、それなりの理由というものが有り、その背景には高度化してくる人間関係があるためですが、年齢に応じて一人の大人として接していくように親が切り替えていかねばならないわけです。

家では親の求めに応じて携帯の通信記録を全て提示することを最大の条件として携帯を渡しています。

理由は至極簡単で、事故や犯罪につながる可能性の一切を排除するためです。

といっても、めったなことで見たりはしませんので、実質的にはこの3年間で3回程度しかありません。

夏に個室を与えましたので、それから約3ヶ月。 

崩れてくるとするなら時間的に今くらいとなりますから、一応は引き締めておかねばなりません。

「ということで・・・」、娘と自分がウインドしている間に、熱出して車内で暇している(寝ている)家内に携帯の中身をチエックしてもらったわけですが、その中に3つほどおかしなメールを発見したことから今回の事態となっています。

親として一番気にしていた深夜のメール交換はこの3通だけを除いて皆無です。

ただ、この3通の内容にいささか問題があるので、これを親としてそのままにしておくわけにはいかないのですね。

ウインドの道具を片付けている最中に「携帯の事で話がある」といっておいた事から、それが何をさしているかは娘にも分かっているはずですが、片付けながら娘の表情や視線、動作などを注意深く観察します。

そして、着替えが終わって落ち着いた後に、改めてこの件について娘を問います。

相手は誰で、なぜこの時間なのか、そしてどういった関係なのか? というごく常識的なものですが、当然その返答にこちらが厳しい表情となっていくのは当たり前です。

問題なのはそのメール相手を紹介した友達が、”その人物を全く知らなかった”という点にあります。
さらにそれがチャット絡みであったことにあります。

プロフやチャットが犯罪の温床であることはみなさんご存じかと思いますが、
こうした影響は誰彼構わずにやってきます。

メールを見ると、相手は娘の出した警戒文に対していかにもという慣れた感じでフランクに、しかしながらしっかりと探りを入れてます。

要は品定めなわけですが、「これだもんな~・・・」と私も呆れてものが言えません。

下心のある探りには、いくつかの共通点があって、例えるなら真夜中にメールをだして返信がすぐに返ってくるか(生活が乱れているかどうか)、友達関係や親との関係(人間関係で孤立しやすい子かどうか)、学校がつまらないとか面白くない(興味と好奇心が学校生活より優先しているか)とかいったこと基本として、その次に年齢や住んでいる場所に探りを入れてきます。

何故こんなことを聞いてくるかというなら、これだけ分かればいくらでも騙せるからなのですね。

文面は同年代くらいを装っていますが、メールの男は自分と同じ性ですから、その立場になって自分を擬製してみれば、それが単なる探りであることはすぐに分かります。

大体相手の目的が分かったところで、メールに書かれている一つ一つの文言に関してそれがどのような意味を持つか?を娘に説明し、矛盾点やおかしな点を暴きだして細かく説明しますが、これは文章量が少なくとも使われる文言や使いかた、並べ方、ほかには時間等から相手の心は読み取れます。

次にどういった経緯でうちの娘がこうした相手にメールをしたのか調べねばならないわけですが、このあたりを聞くと、紹介したのは昔からの友達Zさんとのこと。

その子がメールの男とチャットしているうちに女性の好み話となり、そんでもって家の娘に白羽の矢が立ったというわけです。

お粗末と言うか、警戒心が無いと言うか・・・

以前、まったく見知らぬ相手から娘の携帯に似たようなメールが来たことがありますが、これは何の脈絡もないところから来ていたもので、おそらく娘の友達の誰かがいたずらしてメールアドレスを流し、それに乗った相手からだと思われますが、こうした事は割りとあるかと思います。

もう、すこし突っ込んで事情を聞いてみると、友達の紹介では邪険にするわけにも行かずに一応メールしたらしいのですが、最初の返信が極普通だったので、安心して折り返しメールしたとのこと。

変だな?と思いつつ一応返したら、またすぐ次のメール。
ただ、娘もこのあたりから返信しなかったらしいのですが。

僕は「頼まれたから?メールとは何事!」とここで一喝。

さらに詳しく話を聞いていくと、この相手のことを、その友達Zさんはあたかも知っている人間のようなそぶりで娘に伝えたらしく、
それも女の子独特の、友達どうしてこっそりメモや手紙をまわして伝える方法をとっており、これは秘密や秘匿が好きな女性の行動でもあって、同時に共感を得るのを好むという特性が顕著に表れています。

こうした場合共有が幅をきかす為に、ましてや親しい友達であると、かくにも警戒感というものが薄まってしまうものなのですね。

まあこの辺がこのくらいの年齢の子達のもつ純粋さであり、怖さ知らずであり、また世間知らずであって、故にこうした純情を逆手にとった不埒な男の餌食になるという犯罪が多数行なわれて、それがある日突然起きはじめた非行行動の根本原因だったりするのです。

ただ、表に出てくるのはほんの一角ですから、実際は創造を絶する数の被害があるはずなのですが、普通はこうしたことは必死で隠し立てしますので、その辺りを逆手にとる相手の男にとっては、若い女の子は格好のかもでしかありません。

さて、言葉尻を多少強くしながらも、割と落ち着いて話を聞いていた僕ですが、父親が本気で怒り出せばとんでもないことになるという正しいトラウマを幼い頃より育てていますから、目つきと声だけで十分に効果があり、淡々と諭していきます。

だれだって可愛いわが子を叱りたくはありませんが、必要である以上はきっちりとやらねばならない。

粗方の話が終わった後、後の処理を家内と話して帰途に着きましたが、ここから先は家内が対応していきます。

まずはこの男を紹介した娘の友達にも、親からきっちりと指導してもらわねば、この子自身の為にもなりませんし、もし同様のことをうちの子以外の友達にやっているようなことが有って、それにより現実的な不足事態が起きればとんでもないことになるわけですから、それを防ぐ為にも連絡します。

ところが、携帯が何故か繋がりません。
そこで娘のほかの友達から家の電話番号を得て連絡したところ、
このZさん、すでにこうしたチャットなどで知り合った男と電話していたところを親に知られ、携帯電話を取り上げられていたのですね。

だんだんと心理的な流れが見えてきますが、はじめは恐る恐る自分だけで行動し、しかしながら自分1人だと罪の意識もあるし怖いわけで、それを希釈してくれる存在として周りを巻き込もうとします。

このあたりは”麻薬や薬物の広がりに置ける心理”とまったく同じです。

家内からZさんに連絡をとると、親は今いないとか、遅くなるから連絡しないでくれとかいって切り、矢継ぎ早に娘の携帯に防御メール(今度はパソコンから)を送ってきました。

ただ、こうしたことが先読みできない自分ではありません、娘に話して「家の親はやるといったら絶対にやるからとめられない」と返信させました。

これを皆さんがどう思うかは私には判りませんが、その理由は、このZさんの口から親にきちんと話をしてもらいたかったのですね。

何かあると“うちの子は悪くない”という親が平然とまかり通る昨今、子供が勇気を振り絞って親に話すこと、そしてこうした姿の見えない相手にメールやチャットで知り合うことがどんなに恐ろしい可能性を秘めているかをこの子自身で考えてもらいたいわけです。

相手の親からの一方的連絡で親に叱られる場合、反抗期の真っ只中にある子は単なる反発だけで終わることが多く、それより友達の親が出てくる怖さを元にしてなぜ怒りの感情がそこにあるのか、じぶんがどういったことをしたのかと言うことを考えてもらうほうが、そのこにとってはるかに大きな学習になります。

「泣いてるかもしれない・・・・」 とさっき自分が泣いていた事を忘れたように友達を心配する娘ですが、何か事が有った後に後悔では取り返しがつくものではありません。

なんどかメールが来ましたが、帰宅後しばらくたってその子の親から謝罪の連絡がありました。

Zさんは自分の口から親に話せたようで、きちんと育てられているなということがこうしたところからわかります。

さて電話での話ですが、もちろん家内は相手の親に文句を言いません、アドレスをもらってメールを送ったうちの娘にも同様の責任があるからで、どちらがいいとか悪いとかいう話ではないからです。

双方の家で、メールやチャットの怖さと危険性を認識した上で、どちらの家からも娘たちの成長のために協力し合うということで電話を終わらせました。
相手の親がしっかりしていれば、子供たちも良くなる、若いときは失敗も多々ある、でもそれを新たに糧として成長をしてもらいたい。
そう願うのです。



北東の風、いや南東の風、れれ南風?

2009年09月27日 | ウインドサーフィン 
多少風は弱い物の、プレーニングしない訳じゃ~ない、「おりゃ!」、「れれ」
と不安定な風を捕まえちゃ海面をぶっ飛びますが。

ほとんど無風ばかりの週末だった今年を考えれば「快調~!」なんて思いつつ走るわけですが、突然セイルの向うから押されてドカンと身体は水の中。

「あれ?」、「今のなに?」、「どうしたの?」なんて思うわけですが、これが今日の風。

岸壁の旗をみていると、北東から南東を行ったり来たりの風で、そこに来てなぜか南の風がたまーに入り込むというおかしな状況。

戻ってきた娘に聞いてみましたが、自分と同じ感じだったようです。

2時間ほど走って多少疲れを覚えたので浜辺に戻り、他のセイラーを見ているとでかいセイルとボードのフォーミラーはこんな風でもガンガンに走っています。

8時半に三浦に着いて、9時半頃には5m位、ブローで6m?くらいといったところで、8.5のセイルでとりあえず走れるという感じで、昼頃には落ちてしまい。
2時には帰途につきました。

一緒に来ていた家内が二日くらい前から体長が変だというので乗らせずにいたところ昼頃に8度近くまで熱が上がり、咳もあるのでインフルエンザか?と・・・
でもすぐ真横で寝ている自分は全く平気なところをみているとタダの風邪みたいです。