昨日に続いて、まったく風を当てに出来ない日曜日になってしまいました。
散々悩んでやはりウインド中止。
ある意味、来週末は予定があって忙しいし・・・「空いている今日しかない!」?
とこの間から構想中だったドーリーを現実化します。
自分で作る以上はまず安いこと、次に軽くて丈夫でさびに強く(海で使うため)、機能的に優れており加工変更が楽チン、さらに単なるドーリーだけの機能では満足しませんので、他にいくつもの用途(多目的)に耐えるという、”究極”でなければ満足しないわけです。
その代償として見かけにこだわってはならないという犠牲がつきます。
約2週間近い幾多の構想の後で、基本案はほぼ完成しておりましたから、材料をあつめて造るだけですが、これは全てホームセンターのジョイフルホンダでそろえました。
できるだけ簡素にと心がけていても、ステンレス部品を使用しているために総額1万5千ちかくなり、予定を5千円もオーバー。
もっとも、市販のドーリーで4万前後しますので、それに比べたらはるかに安いです。
完成後に写真を載せようとはおもいますが、とりあえず文章で表現しようとするとこんな感じです。
まず家のパジェロの屋根に載せてウインドの道具を運ぶルールラックとして使えること。
故に軽くて取り外しがきわめて簡単なこと、サイドのアオリが屋根の乗せているときに開いて荷物を載せる面積が増え、この際に75cm幅のボードと60cm幅のボードが横に載せられねばならない。
その上にセイルやらマストやらが乗りますがこれに耐える強度が必要。
ウインドの道具は一つ一つが5kg程度ですが。
家族3人分の道具だと一回で運ぶ重量は以下通りになります。
ボードが4本x6kg=24kg、ブーム4本x2kg=8kg、セイル6本x3kg=18kg、マスト5本x3kg=15kg。
合計65kg
この重量は馬鹿にはなりませんから、それに十分耐える基本材としてイレクターパイプを使用するのですね。
さてこのキャリアですが、車からおろせば横のあおりを起こして横幅約95cmのドーリーに返信して道具を運べるようになりますが、この際に一度全部道具を降ろします。
面倒に思えるこの作業も、全部の道具を全て一度に使用することなんてありませんから、風の強さをみて使う道具を乗せて後の不要なものは車の屋根に載せておきます。
あおりを上げて幅95センチ程度にする理由ですが歩道や海岸への入り口にたっている、車止めの支柱間隔をパスできる幅であると同時に、歩道を歩いて他の人に迷惑かけず、更にウインド道具の横崩れを防止して安全に運べるようにするためです。
さてこのドーリー、ハンドキャリア可能なように造りますが、担架じゃあるまいし重い道具を積んで持ぶんじゃ馬鹿みたいなので。
下にきちんと車輪付の脚部がつきます。 これをつけた時点でルールキャリアはドーリーに変身します。
この脚部ですが、どうぐを運ぶとき以外は邪魔なだけで不要物ですから、当然これは薄く折りたたんで収納できるように作ってあります。
使うときは脚部を広げてワンタッチでキャリアに固定し、トラス形状になり重量を支えると同時にエアタイヤでがたがた言わせずに、静かに道具を運ぶことが出来ます。
実は脚部をトラスにした際、きちんとバスケットが出来て、そこにドライバーやフィンジョイントなどの道具が納まる構造になっており、道具の上に乗せた小物がぽろぽろ落ちるなんて事が無いようになっています。
まあこんな感じですが、付帯として車の上に乗せてキャリアとして使う場合以外は、ウインドトレーラーでの持ち運びも容易に設計してあるうえ、脚部と組み合わせて簡易脚立にもなり、さらには海岸で放り出しがちになるハーネスやジャケット、めがねや荷物をかけることの出来る簡易ものかけとしても使用可能となっています。
さらには3分割の天板を乗せて、あおりを内側に織り込み、付属の足を接続すると大きなキャンプテーブルとしても使えますので、ドーリーを使う必要の無い場所ではこの機能が役に立ちます。
まず一回目の作品でもありますから、機能的にはまだ不十分だったりする可能性もありますが、必要不必要に応じて改良を加えていくつもりでいます。
そのうち写真をアップします、見た目はダサイですが・・・