実家から引き上げてきた、キッチンのワンレバー混合栓。
買うと2万前後する代物なので、捨てるには余りに惜しいですから、O/Hして、職場のキッチン混合栓として使います。
今はノブが二つあるタイプなので面倒・・・・
まずは、 バラしです、
レバーのキャップをまず取りはずしますが、ピンクの矢印部分にドライバーをさしこんでこじればキャップは外れます。
内部のネジをドライバーで回すと、操作レバーがあっさり外れます。
*写真は取り忘れたので、 組み立て時の物を使っています。
本当は専用ソケット使って片方を固定して、もう片方を専用工具PG26使って回すのですけど、普通のソケットレンチだと入りが浅くて、空回りしてしまうことが多い。
なので、逆さにして万力で、六角になっている部分を挟んでを固定し、工具をかけて矢印方向へグイ。正直いって相当に堅い・・・・
後は普通に分解。 赤い矢印がスライドパッキン、これはシールと同時に交換します。
右の白い部品が 水栓の心臓部分。
お湯と水をこのパーツにて混合させて、なおかつレバーの上げ下げで、水を出したり止めたりするコントローラー。
新品で買うと4000円くらい、 今回は分解して交換が必要なら変えます。 実家は井戸水をつかっているので、 鉄分が付着して色が変っています。
こちらは配管が載る台座部分。
黄色い矢印が、シールで、 これが長年の使用により磨耗してきて、カラン軸の隙間から水が漏れるようになる。
シールを外したところです、水密を保つ、リップ部分がだいぶ減っています。
堅いし・・・・
さて、外した全てのメッキ部分を金属磨きでガンガンと磨いていきます。
で、一通り綺麗になった状態がこれ。
いよいよ組み立てですが、 例の混合に重要なコントローラをバラして洗浄したところ、
あっさり綺麗になり、 磨耗具合もさほどでは無かったので、これで組み直して、もし漏れるようなら、交換です。
組み立てには口に入っても体に無害な 食品機械用シリコングリスを使います
ミスが起きないように考えて造られているので、誰でにでも出来る作業。
ほれ! (笑)
後は組み立てになりますが、 写真の順で組んでいきます。
まずは新しいパッキン
綺麗に水密のリップが出ています。
まずは赤い矢印のスライドパッキンを入れて
シールを入れます。
シールにねじれなどが無い事を確認したら、 カランの胴体分を押し込む。
その上にスライドパッキンをいれて、コントロール部品とカバーをかぶせたら、 後はPG26と
ウォータポンププライヤーで締めます。
手締めで十分ですから、今回は万力は使いません。
見ての通り、すっかり新品並みに綺麗になっています。
そして、ハンドルを取り付け。
最後にキャップかぶせれば、 完成。
水栓自体の構造はこんなに簡単な物です。
レバーを操作して水が止まらない、漏れる、 操作感がおかしい等々のトラブルがあったときは、内部のコントロール用部品を変えれば治ります。
以上、キッチン混合水栓のオーバーホールでした。