帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

自転車担いで山道をホイサッサ!(笑)

2016年11月20日 | 自転車

季節はすっかり深秋。

前回はシーサイド(海)だったので、今回は山。

どこに行くか?で迷いましたけど、割と近くで紅葉が綺麗?な場所といえば奥多摩だろうな~やはり。  「うん!」

 

でもって、MTBの特徴は荒れた路面を走れる事でも有り、今回は普通に山道です。

僕がロードバイクを選択しなかったのは、車の邪魔になりながら(ドライバーを半端なくイラつかせて)、国道走って距離を稼ぐ事に対して、何の魅力も楽しさも感じなかったからです。

別にロードバイクを批判している訳では有りませんが、基本的方向性が僕の場合は全く違うんですね、まあ、これをもって変わり者とも言いますが(笑)

さらに、多少無理をして軽いフルカーボン製車体を選んだのは、荒れた場所や階段含めて、担いで登り降りをし易くしたかったからなんです。

同じトレッキングでも、割とスパルタンな方というか・・・・ 

 

とまあ、どうでもいい話は置いておいてと、そんなマウンテンバイク(MTB)の特徴を生かせるところに今日は行ってきました。

まずは車で奥多摩駅まで移動。

到着したのは8時45分頃で すでにこの段階でパーキングはほぼ満車の状態。

後少し遅かったら、まず駐められなかった・・・・

 

ラッキーだったわけですが、そくさくと自転車を降ろし、Tシャツをラッシュガードに着替えると出発。

程なくして、奥多摩”むかし道”入り口に到着。

http://www.okutama.gr.jp/okutama-map/pdf-img/mukashi.pdf#search=%27%E3%82%80%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%BF%E5%9C%B0%27

あまりにも有名なハイクコースでして、ネットでも沢山の情報が有り、なので一々説明はしませんけど、多分今日がこの秋一番の美しさだろう!なんて勝手に思っています。

 

道に入るとすぐに登り坂が開始。

そして森の中にどんどん道が入っていきます。

途中で、昔存在していた、廃線”水根駅”までの高架橋がひっそりとたたずんでいるのを見つけました。

わかりますか? T字型の建造物が、 すでに廃線となって半世紀とのことで、線路も枕木も埋もれて草が生い茂っています。

少し先に行くともう少しわかりやすい光景。

もし、人が滅びる様なことがあれば数百年後には、どこもかしこもこんな風にして自然に埋もれてしまうのだろうか?とか思ったりもして・・・・

 

その後、山を抜ける感じで国道411号線に一度出ます、この少し前で迷ったのは僕でした。 にゃはは

再び”むかし道”に入り、一面の落ち葉に覆われた山道を進んでいくと、見えてきたのが白鬚神社。

高さ5m横幅20mの巨石がある。

 携帯のカメラに入り切らないです (笑)

転がってくることは無いのでしょうけど、とにかくでかい!

そのさきを進むと耳神様。

 

さらに先には”いろは楓”の巨木。

これが半端なく美しくて・・・・・ 感動の涙

実は、全景を写真に収めようとしたんですけど、アングルの関係から大きすぎて入らないのと、 例のごとく例のように、”くそ邪魔な電柱”が景観壊すようにおっ立っていて。 

まったく・・・・

なんでこう、電信柱というのは無神経な場所に設けられているんだろう・・・・

 

MTBの特徴で、登りも下りも普通に走れますけど、それ以外の自転車だとまず無理。

昨日の雨で濡れいている落ち葉と滑(ぬめ)り有る路面でズルズルですから。

しかし、「気持ちいいですよね~」 こうした景色と暖かい空気の中を走るのは。

看板の横から下をのぞき込むと、底の方に川が見えるんですけど、分かりますか?

 

そのさらに少し先。

吊り橋がありました。

対岸から先はどこへ行っているのか?は知りませんが、 この吊り橋、結構揺れます。

歩くだけで全体が振動し始める感じでして、真ん中で写真を撮りましたけど、

その揺れのせいで、少しピントがずれているかな? 

さて、この辺りから自転車は走りやすくなりますが、ハイカー達に嫌がられないようにゆっくりと登っていきます。

馬の水飲み場、とのことで、昔はここで飼い葉を与えて、 茶屋で一休みしたらしい

 

なんとかの植樹並木?

やがて、本格的な山道に入ることに事になりましたが、実はここでMTBの限界というか、”むかし道”を入って割とすぐの処でもそうだったのですけど、

坂を登ろうとして登れないんです。 ??????

というのは、 脚でペダルをフルに踏むと、後ろのタイヤがグリップ失ってホイルスピンしまくる。 

変な話、脚の力が強すぎるのと、登坂の角度が相乗、リアタイヤが空回りして前に進まない。

レッグプレスで200kgとかやっているせいもあるかは知りませんけど、マジでそうなる。

力抜いて漕げばと思っても、そもそもが角度有るから、やはりズルズル。

エア圧を抜いて接地面積増やそうかいな? とも考えたんですけど、”最後の目的地”でそれだと、パンクする可能性があるので今抜く事は出来ないし・・・・

まあ、押して歩けば良いだけなんですけど(笑)

 

やがて一番の難所?入口に到着。

まず初めの急な坂を自転車担いで登りますが、その先は道が極端に細くなってきて、道の右側は山、左は崖。

ということで、さすがに乗る気にはならず、ほとんど押し歩きとなりました。

そもそもタイヤがスピンして登れなかったし 

小河内ダムが見える場所に到着。

さて、その先ですが、 さらに道は狭くなってしまい、そこでは反対方向から来たハイカー達もすれ違うので、その度に自転車と体をめいっぱい壁に押しつけたり、

自転車を持ち上げて、すれ違うスペースを造ってね・・・・

ただ、やたらと楽しいのが、ほとんどの人達がそんな僕に挨拶してくれて、「ありがとう!」という言葉をたくさんもらったり、「自転車で来たの???」とやたら驚かれたり(笑)

 

そんなこんなで、地道に行くと標識が

あれれ??と思うのですが、実はここで間違って右へ行ってしまった。

そこからが大変で、とにかく狭くて、 最後には自転車を右肩に乗せて山道をひたすら登り。

なにやってんだ~俺?と思いつつ、普段から筋トレやっているからいいものの、でなきゃ~ やばいぜよ!(大爆笑)

 

何をどこをどう通ったんだか? スマホのナビに無い山道を押したり担いだりで多分1時間うろうろ。

して、こんなところ(元のむかし道に戻った?)へ。

さらに、

で、最後に山里へ降りてきた。

 

ここからはほぼ下りになるのですけど、展望台があるらしくて、自転車を電柱にロック。

ごそごそと盗難防止ワイヤーをフレームに通していたら、近くで写真撮っていた年配ハイカーの人に、「どこから来たの?」と聞かれた。

「氷川から登って来ました!」と答える僕ですが、「全身から湯気出ているよ!」と言われてしまいました。(笑)  えへへ

ラッシュガードが汗でずぶ濡れの処に、渓谷の冷えた空気に触ればそうなるな~ と、自分でも思う。 

 

そこから小さな橋で川を渡って、川横を500m程歩いて、展望台入り口に到着。

そこからはミニ登山です?   

頂上の八方岩展望台ですが、僕の登った裏山コースと奥多摩湖の湖側から登る小ハイキングコースがあって、表コースの方が家族向けなのでしょうね。 

展望台からの景色は 絶景かな

そうそう、案内では0.5kmと書かれていたけど、それって直線距離だろ? 実際は2kmあるんじゃないか?と思ってしまった。

時刻がきになってスマホの時計を見ると、もう11時を回っている。 もうこんな時間なんだ~!

 

展望台を元来た道でそのまま降りると、再びMTBに乗って最後の目的地、廃線となったトンネルを抜けるコースに向かう僕。 

現在このコース(むかし道の一つ)は廃止になった?との事らしく、でも行くだけはいってみようかと・・・

 

入り口は国道の横にある、これまた半端ない急坂の上の更に階段上なのですけど、また自転車を担ぎ上げて、ここが入り口です。

 ふ~!

1000ルーメンの軍用フラッシュライトが初めて役に立つ瞬間です。

トンネルの中ですが冷えた空気、そして線路と枕木、拳ほどのゴロゴロとした岩だらけの上を、したたり落ちる地下水。

なんとなくディズニーのアトラクションを思いながら、しばし楽しみました。

コースの終わりにくると国道に降りて、ここからは帰り道となります。

 

9時頃にむかし道に入って、今12時で終わりという感じ。

という事は約3時間かかった訳で、奥多摩湖からの下りコースを取れば、ゆっくり走って1~2時間。

ところが登り(+道迷いと廃線コース)だと、大体それだけ時間がかかったわけですけど、距離はメーターで13kmでした。

むかし道だけなら10kmなので、3km近くはウロウロ迷っていたのと、自転車担いで上り坂を歩いた距離の合算  ぎゃははは!

 

さて、一番最後はひたすら下りで、奥多摩駅までの8~9kmを、 国道を一気に走り抜けます。

 

ただ、特段飛ばす事もせず、後ろから来る車やバイクに注意をはらいつつそこそこのスピードで国道を降りて行きますが、ロードバイクの多い事・・・・・  ワンサカワンサカ・・・

むかし道と山の中には一台もいなかったのに。

 

12時半には駐車場に着。

自転車を車に積むと、汗でずぶ濡れのラッシュガードをTシャツに着替え、「腹減った~~~~!!」

 

どこかのコンビニで、パンとカップヌードルでも食べようか? なんて考えながら、今日のMTBトレッキングはこれにて終了となりました。

 

天気予報士の話では、今日が今年最後の”小春”日和?らしく、月曜から先はひたすら寒くなっていくらしい。

今日は、暖かくて幸運な一日だったと思います。

 

 翔