帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

ヒッチ・サイクルキャリア

2016年11月26日 | 自転車

ヒッチサイクルキャリアが届いた話を月曜日に書きましたが、それから今日まで、空き時間を使って少しずつ加工しました。 

どうやろうか?と色々と考えて、初めはヒッチサイクルキャリアのフォーク部分をもう一つ仕入れて、腕を片方ずつ切り落として上下二段構成にしようか?とか・・・

 

ただ、この方法だと同じキャリアをもう一つ買わねばならないんですね。

多分フォークだけを部品として売ってはくれないでしょうから。

 

暫く構成パーツを見ていて、そのうち四角のセンターポールが差し込まれる受けを真っ二つに切って、段差付けて取りつけたらいいんじゃないか?と思い始めた。

ただ、それだと強度の問題がどうしても出てくる訳で、すぐに取りかからずに溶接具合や肉厚とかを色々と見て検討。

 

結果として、積載を自転車一台だけにして、自転車の積載はフォークの根元部分に出来るだけ持って行って、垂直荷重に近くする。

さらに付属のベルトでフォークを支えて吊る感じにすれば、十分行けると判断しました。

 

で、「カット~~~~!」  

 

「真新しい品物に、もうそんなことして!」と呆れた言葉を皆から投げかけられそうな翔ですけど、”自分の気に入った物が無いなら造る!”というのは、

僕の昔からの基本ポリシー。

 

薄給な僕には、バカみたいに高価なキャリアを買える余裕も有りませんで、なので安物をこうして加工することで価格差を埋めるか、それ以上の物にしてしまう。

他の人から見れば、「あんな事をして~!(笑)」 と笑われてしまいますけど、普通の行動なんです僕の。 言い訳?  汗

 

なんせ、オーダメイドなんかした日にゃ~、軽く3~4万はしますから 

真っ二つにカットすると、取り敢えずは内部にはみ出た部分(赤矢印)をそのまま引っかけ(重量を持たせる)として生かしますので、それが上手くはまり込むようにポール上部をカット(黄色丸)。

そして合体!   う~ん! どうしても子供の頃のロボットや戦隊物の影響が頭にあるな~(笑)

上の方はこれでOkですが、下の方は出っ張っているのをグランダーで削り落とします。

一応は下準備完了。

 

翌日作業の続き再開で、まずは穴開け作業。

約15cmの段差を付けて二つのフォークを取りつけるホールを設けます。

でもって再び合体!

ボルトを通して、ねじ込んで固定すれば基礎部分は出来上がり。

更に翌日、カットした部分が荒れているので怪我しないようにしましたが、鉄が剥き出しなので錆が沸いて来るし、侵入した雨水とかで色々と腐食するので、

トップキャップを加工して取りつけると同時に シリコンで可能な限りシーリングです。

その後、雨の祭日で、雪まで降ったりして数日出来ず・・・・ 

 

そして天候回復した今日。

最後の作業を開始。

は、まず半完成のキャリアを仮組みして、一応は合わせて様子を見ますけど、いい感じですね。

問題は、自転車そのものはフォークで重量を受けてマジックテープ固定なのですけど、 それだけだと単に吊っているだけですから、当然下は動く。

ポールとフレームが運転中にガシガシ接触した・・・・  なんてのは、あり得ないですから、隙間(青線)をどうするか?が問題。

 

ちなみに、取り外して置いたフレーム受けラバーとフォーク・エンドキャップ(反射板付き)を戻したほぼ完成状態がこれ。

フレームの重量はこの赤いラバーが受け持ちますが、車体重量が12kgなので、ホーンの片側で6kg。 

約お米袋一つ分くらいの負荷がかかる感じです。

 

そういえば、検案だった、すきまの事を考えて車体固定する方法は、ポールに中抜きのウレタンラバーを取付ける事にしました。

これが一番簡単(挿し込むだけ)でしたので。

そのあと、一応完成したキャリアを車に取りつけようとしたら、ヒッチホールへの挿し込み部分が少し堅くて、それ削ったり、ポール(を固定したりフリーにする)ピンの差し込みが意外に堅くて少し穴を広げたりと、細かい調整をして完成。

 

実際に車に取りつけてみると。  んなところかな・・・・・  うん!

で、自転車を乗せてみた。

フォークその物を真っ二つにカットしているので、付属のベルト使ってテールドアのラダー使って吊る感じにすることで重量を分散。

*ベルトをぴんと張ると、ヒッチサイクルキャリアにかかる加重は、自転車重量の1/3程度以下になると思います。

 

車体は見事なほどに水平で、思ったとおりなので気持ちが良い。

 

フレーム受けラバー部分はこんなんです。 

ベルトを内側の方に架けているのは、これでキャリアポールとの距離を取ってポールと車体フレームの接触を避けるため & ベルトで吊ることでフォークへの加重を分散するため。

ちなみに、車体フレームが斜めですので、必ず車体ズレが起きます。 なので左側はサドルポストに荷締ベルトにて固定。

もっとも・・・・・ズレると言っても、前に10cm程度動いてハンドルステムポストに当って止まりますから、もしハズれても余り心配有りませんけど。

 

前後のぐらつきは、ポールに通した傷防止のウレタンとクランクを、荷締ベルトで軽く固定。

これで3点固定となるので運転中に自転車は動きません。

 

さて、無事完成したわけですけど、実はこのタイプのサイクルキャリアを買った理由が有って、

キャリアにはこうしたフレームを吊るタイプと、 前後のタイヤをレールの上もしくはケージに差し込んで固定するタイプがあります。

 

この”吊るタイプ”の良いところは、クランクを固定しているベルトを外して、 フレーム受けラバーを手前にずらしていくと、両輪が浮遊した後輪をペダル持って廻せる点。

クランク含めて駆動系が完全フリーになる=”メンテナンス台(ハンガー?)”になるという事です。

フロントタイヤも当然メンテできる。 

反対側にを向けて吊すときは、サドル後ろと、車体の上部フレームにフォークを引っかければ可能。

ただ、サドル引っかけでの移動は片方外れやすくなるので適さず、車体フロントを右にするのが鉄則になります。

 

以上、ヒッチ・サイクルキャリアの改造でした。

しかし・・・・・もう自転車乗るには寒過ぎる季節か? 雪降ったら下手なところには行けないし・・・

現実、今日予定していたところは完全に溶けきらない雪が凍結しているのが目に見えているので、サイクルキャリアの加工日になってしまった次第ですから。